2018年12月18日(火)に、ベストセラー作家の田口智隆さんをゲストにお迎えし、自らの体験をもとに、「お金」について大切な考え方や出版した書籍の内容について語っていただくトークショーを開催しました。概要は以下の通りです。
1.日 時; 2018年12月18日(火)19:00~20:50
2.場 所; 神保町「ブックハウスカフェ」
東京都千代田区神田神保町2-5北沢ビル1階
3.内 容; 田口智隆トークショー
~ 古今東西の大富豪に学んだ「1億円の法則」とは ~
4.参加費; 3,000円(懇親会付)
5.書籍;
『1億円の法則 古今東西の大富豪に学んだお金の真実』(田口智隆・冬至書房)
『定年後不安 人生100年時代の生き方』(大杉潤・角川新書)
『入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました』(大杉潤・キノブックス)を販売
6.その他; トークショー終了後に懇親会(ドリンク付)
ゲストの田口智隆さんは、株式会社ファイナンシャルインデペンデンス代表取締役で、日本各地でスタートした「学校では教えてくれないお金の授業」は1,000回以上、受講者数はのべ50,000人を超えています。
著書は今回の本が39冊目で累計80万部を超えるベストセラー作家でもあり、書籍印税だけで1億円を稼いでいる方です。
この本は「お金」に関する名著のエッセンスが詰まっている、本当に中味に濃い本でお薦めです。私も発売後すぐに読んで、2018年10月22日付ブログ記事に書評を掲載しています。
さて、田口さんのトークショーは、小さい頃に好きだったことからお聞きしていきました。
田口さんは小学生時代から、とにかく電車が好きで、カメラを持って電車の写真を撮りまくっていたそうです。いわゆる「撮り鉄」というやつです。
成績はなかなか良かったそうで、暗記が得意。高校は埼玉から離れて都内へ出たのですが、アイドルが大好きになり、酒井法子や南野陽子のイベントに通い、ある時、さいたまスーパーアリーナのイベント会場で、運営会社の社員から声をかけられて、イベントの裏方を手伝うようになりました。
アルバイト代はもらえるし、ただでアイドルのコンサートも聴けるということで、一石二鳥だったと言います。
さらに仲間の高校生を集めてくれと言われ、日当8,000円で自ら働くのに加え、仲間を集めることも仕事にしていたそうです。この頃から稼ぐ才能は抜群でした。
高校時代の成績はつねにトップ10にいて、その勉強法がユニークでした。語学から数学まですべてが試験範囲の「答えだけを丸暗記する」というやり方。
暗記のレベルが半端ではないので成績は抜群。でも、算数など本来必要な「解き方」は一切分からないので、独自の試験制度である進学のための「一発試験」では、普段の成績とはかけ離れた低得点しか取れず、結局、浪人して代々木セミナールに通うことになります。
これが運命の出会いで、予備校へ通って勉強するよりも、講師として「教える」仕事が楽しいと目覚め、せっかく合格した東海大学にはほとんど通うこともなく中退して、講師業に専念しました。
講師の仕事は楽しくて稼ぎもよかったので、毎晩、キャバクラでどんちゃん騒ぎと、競馬などのギャンブルで借金生活になった、ということです。
30歳になったときに、カードをたくさん作り過ぎで、借金でどうにもならなくなり、ふと飛び込んだ本屋で、ロバート・キヨサキの名著『金持ち父さん、貧乏父さん』に出会います。
この本を読んでから田口さんは、このままではいけないと生活を一変させ、お金は「資産」に使うことを決めました。
そこからは働いたお金はムダに使わず、情報商材を売る副業をして投資に目覚め、IPOに特化した株式投資で成功します。
ここでトークショー前半は終了となり、そのまま続けて、田口智隆さんによる「ミニセミナー」となりました。
自らの失敗した経験を踏まえて、「お金」についての大切な考え方を本音で伝えてくれる内容で、ざっくばらんに分かりやすく語ってくれる率直なお話は田口さんの飾らない人柄も滲み出ていて、参加者の皆さまからは大好評でした。
ミニセミナーの後は、トークショー後半として、田口さんの今後の当面の目標と、中長期的な人生の夢をお聞きしました。
当面の目標は、来年2019年が著者デビュー10周年ということで、各種イベントを企画しているそうです。都内で600人規模の講演や、幕張メッセでさらに大きなイベントの企画も検討中とのこと。
また現在、累計80万部の著書を、100万部を達成したい、ということです。そこへ向けて、コミック化した書籍や、いずれはエッセイなどの執筆もしていきたい、ということです。
個人的には、「金儲けの神様」と呼ばれて人気だった作家の邱永漢さんの後継者のような位置付けで、執筆してくれたらという希望をお伝えしました。
中長期の夢としては、世界一周を10回ぐらいしたい、ということです。なかなか1回ではすべてを回り切れないので、主に世界遺産などを巡る旅にしたいそうです。
この世界一周の夢を聞いて思い出したのが、世界的に有名な冒険投資家のジム・ロジャースさんが投資先を求めて世界一周をしたことです。投資家は世界を見たい、という好奇心が強いのでしょうか。
田口さんの場合は、投資先を探して世界を回るのではなく、もっとゆっくりと世界遺産を巡りたい、ということです。
そして、小さい頃、大好きだった鉄道を使っての世界一周ができたら最高だ、とお話されました。
続けて、参加者の皆さんからの質疑応答を行い、トークショーは終了となりました。
最後は、恒例となっている参加者全員で記念撮影です。
また、田口さんの著書『1億円の法則』は完売。私の著書2冊も会場で割引販売させていただき、多くの方々にお買い求めいただきました。
この後、その場で懇親会を行い、参加者の皆さんがそれぞれ楽しく、交流を深めていただく場となりました。
ご参加いただいた皆さま、ほんとうにありがとうございました。
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では、今日もハッピーな1日を!