2018年5月29日(火)に、日立製作所を皮切りに、沖縄で米軍関係で通訳の仕事など、多くの転職を経て、話し方講師から独立してフリーの研修講師、講演家として活躍し、90歳の現在も現役で仕事をする井浦康之さんをゲストとしてお迎えし、自らの体験をもとに、「新しい働き方」について、本音を語っていただくトークショーを開催しました。概要は以下の通りです。
1.日 時; 2018年5月29日(火)19:00~20:30
2.場 所; 神保町「ブックハウスカフェ」
東京都千代田区神田神保町2-5北沢ビル
3.内 容; 井浦康之トークショー
(テーマ) 新しい働き方への道
4.参加費; 3,000円(懇親会付)
5.書籍;『定年後不安 人生100年時代の生き方』(大杉潤・角川新書)
『入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました』
(大杉潤・キノブックス)を販売
6.その他; トークショー終了後に懇親会(ドリンク付)
まず最初に、ブックハウスカフェのオーナー・今本義子さんから挨拶をいただきました。
そして早速、井浦先生に、幼い頃に「好きだったこと」を伺うと、戦争中でそれどころではなかった、というお答え。確かにそうです。
空襲で奇跡的に助かって生き延びたお話や、食べるものもなかったり、15歳で働き始めた日立での初任給が17円だったというお話も伺いました。
井浦先生は車の運転が得意で、戦車の運転をしたり、戦後はブルドーザーを運転したそうです。沖縄へ移ってからは、米軍で通訳の仕事につき、その時は手当その他で一気に給料も上がったそうです。
沖縄在住時に琉球国際大学(現在の沖縄国際大学)で英語を学び、転勤で本州へ戻ることになったため大学は2年間で中退、ということでした。
その後、話し方講師から独立して、大手企業で講演や研修講師として登壇するようになっていったそうです。次々と有名一流企業の名前が出てきます。
日本を代表する大手電機メーカーなど、成長企業で人材育成の一翼を担われたことがよく分かりました。
皆さんに休憩を取っていただいた後、約30分間、井浦先生によるミニ・セミナーが行われました。テーマは、ご著書のタイトルにも使われた『心豊かに生きる』です。
井浦先生は、「話し方」をテーマに講演や研修をされる中で、「こころ」の問題を扱うようになった、と言います。
そして、最終的には「人間力」が大切で、それを磨くには以下の5つがポイントだ、と解説されました。
1.人生理念(経営理念があるように、人間としてどんな考え方で生きるのか、が大切)
2.人間としての夢・目標を持つ、行動してPDCAを回す
3.ウィニングショット(得意技)を持つ
4.自分を励ます「キーワード」を持つ(よかったね、何とかなる、死ぬよりはいい)
5.すべては心の持ち方、「できる」(= I Can )と考える
本田宗一郎のシティを開発した時のエピソードや、エジソンの「1%の才能と99%の汗」という話は印象に残りました。
井浦先生は、レイキにも造詣が深く、「あの世」のこともいろいろと調べられたそうです。
そして、人生は次の「5つの健康」が大切と説明してくれました。
1.心の健康(心の持ち方)
2.身体の健康
3.仕事の健康
4.人間関係の健康
5.経済力の健康
さらに興味深く心に響いた言葉は、「傾聴は愛の始まり」という言葉です。
傾聴の「聴く」という字は、耳偏に十四の心と書きます。そして、「愛」は相手の「心」を「受」け止める、と書きます。
相手の言うことをしっかりと聴いて、その心を受け止めることが大切だ、ということでしょう。
井浦先生のこれからの目標は、「生かされている」ことに感謝し、人生で大切なことをできるだけ多くの人たちに伝えていきたい、ということだそうです。
最後に、皆さんで記念撮影をして、トークショーは終了となりました。
当日、私、大杉潤の著書を販売させていただきました。
修了後は、ドリンクやおつまみを食べながら、懇親会で参加者の皆さまで交流を深めました。
ご参加いただきました皆さま、ほんとうにありがとうございました。
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では、今日もハッピーな1日を