「人類の本当の武器。それは『伝達能力』である。」と述べて、「人に伝わる話し方」であるプレゼンの力を身につけることを提唱している本があります。
本日紹介するのは、1982年生まれ、慶應義塾大学経済学部卒業、お笑いコンビ・オリエンタルラジオとしてデビューし、インテリ芸人として認知を広げ、情報番組でコメンテーターをしたり、紅白歌合戦にも出場、YouTube動画「中田敦彦のYouTube大学」を配信し、チャンネル登録者が100万人を超えるなど、多彩な活躍をする中田敦彦さんが書いた、こちらの書籍です。
中田敦彦『僕たちはどう伝えるか』(宝島社)
この本は、プレゼンの達人であるオリエンタルラジオ・中田敦彦が、身につけてきた「伝え方」を徹底的に伝授する一冊で、ビジネス、就活、恋愛などあらゆる重要な局面で効果を発揮するプレゼンの力を養うための書です。
本書は以下の16部構成から成っています。
1.はじめに
2.プレゼンはビジネスのためだけのものではない
3.開始10秒ですべてが決まる
4.ジェスチャーや身振り手振りは意識しなくてもいい
5.専門用語と気取ったカタカナ語は絶対に使わない
6.最悪の禁じ手は「謙遜に見せかけた言いわけ」
7.先に中身を全部言う
8.聞き手をエスコートする「優しい誘導尋問」
9.緊張なするほどいい
10.最強の武器は「実体験」
11.紙資料の事前配布はしない
12.大事なところは小声で
13.説得力を倍増させる「歴史」の使い方
14.いきなり大作プレゼンを作らない
15.可能な計画をプレゼンしない
16.おわりに
この本の冒頭で著者は、プレゼンは人生のあらゆる壁を突破する万能の武器だ、と述べています。
次に、大切なのは言葉だけではなく、プレゼンは「表現の総合格闘技」だと著者は言います。
簡単、短いが最高で、削ぎ落すことで強く印象づける、感動を演出することがポイントです。
そのほか、プレゼンで大切にしたいポイントがこの本には記されていて、私がとくに共感する点は以下の通りです。
◆ 聞き手に参加している感覚を与える
◆ 緊張の問題を左右するのは「準備の仕方」
◆ 自分にとっての当たり前が、他人にとっては未知の世界
◆「実体験」も併せて伝えないと響かない
◆ 最も人の心をつかむ体験談は「失敗談」
◆ 資料はビジュアルだけにして、提示するタイミングを重視
◆ 声量に強弱、スピードに緩急をつける
◆ 裏付けにとても有益なのが「歴史」
この本は、人類の最大の武器である「伝達能力」を磨き、仲間を増やして夢を叶えるための本です。
あなたも本書を読んで、心をつかむ「プレゼンの力」を身につけてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!