「本書には百歳人がいかに人生を巧みに生きてきたか、その洞察の記録が詰まっている。彼らが語る物語は、子育てから人に好かれるコツ、豊かになる方法から愛を見つけてそれを保つやり方まで、人生で大切なことを教えてくれる。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1960年アメリカ・ミネソタ州生まれ、セントトマス大学卒業後、ワシントンのラジオ局勤務。世界6大陸を自転車で横断し、3つのギネス世界記録を達成、その後も、健康・長寿・幸福を実現する手法を探し求め世界を旅して研究者、探検家、作家として活動しているダン・ビュイトナー(Dan Buettner)さんが書いた、こちらの書籍です。
ダン・ビュイトナー『THE BLUE ZONES(ブルーゾーン) 2ND EDITION』(祥伝社)
この本は、世界で最も健康的で、最長寿の人たちが、「ブルーゾーン」で長生きして心豊かな暮らしをする秘訣を語る教訓集です。
本書は以下の9部構成から成っています。
1.はじめにー人生を変える旅に出かけよう
2.長寿の真実とは?
3.イタリア・サルデーニャ島
4.日本・沖縄
5.アメリカ・ロマリンダ
6.中米コスタリア・ニコジャ半島
7.ギリシャ・イカリア島
8.世界の百歳人に学ぶ健康と長寿の9つのルール
9.おわりにーどのような人生を選ぶか、選択はあなた次第
この本の冒頭で著者は、世界に認められた長寿のホットスポットである「ブルーゾーン」として、次の5地域を挙げています。
◆ イタリア・サルデーニャ島のバルバギア地方
◆ 日本の沖縄
◆ アメリカカリフォルニア州のロマリンダ
◆ 中米コスタリアのニコジャ半島
◆ ギリシャのイカリア島
本書の前半では、「人生を変える旅に出かけよう」「長寿の真実とは?」および「イタリア・サルデーニャ島」について、以下のポイントを説明しています。
◆ ブルーゾーンには長い年月をかけて育まれた長寿を実現する文化がある
◆ 老化とは何かを世界の権威に聞く
◆ 植物性食品を主体にした粗食にする
◆ 家族を最優先にする
◆ ヤギのミルクを飲む
◆ 長寿者を大切にする
◆ よく歩く
◆ 毎日グラスに1~2杯に赤ワインを飲む
◆ 友人たちと談笑する
この本の中盤では、「日本・沖縄」「アメリカ・ロマリンダ」および「中米コスタリア・ニコジャ半島」の3地域について考察しています。主なポイントは次の通りです。
◆ どれほど長生きできるかを決定する要因は、遺伝よりもライフスタイル
◆ 生き甲斐を持つ
◆ 植物性食品を主体にした食生活
◆ 農作業をする
◆ 大豆をたくさん食べる
◆ 近所づきあいを続ける
◆ 日光を浴びる
◆ よく体を動かす
◆ 薬用にもなる菜園を作る
◆ 強い意思を持つ
◆ 時間の聖域を決める
◆ 健康的なBMIを維持する
◆ 適度な運動を定期的に
◆ 気の合う人と時間を過ごす
◆ スナックにはナッツを
◆ 社会へのお返しを心がける
◆ 肉を食べるなら控えめに
◆ 夕食は早めに軽く
◆ 食事に多くの植物性食品を
◆ 水分を十分に摂る
◆ 人生の目標を持つ
◆ 硬水を飲む
◆ 家族を第一に
◆ 夕食は軽く
◆ ネットワークを維持する
◆ よく働く
◆ 適度に太陽を浴びる
◆ 伝統文化を大切にする
本書の後半では、「ギリシャ・イカリア島」「世界の百歳人に学ぶ健康と長寿の9つのルール」および「どのような人生を選ぶか、選択はあなた次第」について解説しています。主なポイントは以下の通り。
◆ ヤギのミルクを飲む
◆ 山の生活を真似て運動を生活に取り入れる
◆ 地中海風の食事をする
◆ ハーブをストックしておく
◆ 昼寝をする
◆定期的に断食を
◆ 家族や友人を優先する
◆ 最善のライフスタイルを習慣化する
◆ 世界の百寿人に学ぶ健康と長寿の9つのルールがある
【ルール1】適度な運動を続ける
【ルール2】腹八分で摂取カロリーを抑える
【ルール3】植物性食品を食べる
【ルール4】適度に赤ワインを飲む
【ルール5】はっきりした目的意識を持つ
【ルール6】人生をスローダウンする
【ルール7】信仰心を持つ
【ルール8】家族を最優先にする
【ルール9】人とつながる
本書でブルーゾーンの百寿者が教えてくれるライフスタイルは、拙著『定年ひとり起業』(自由国民社)および『定年ひとり起業マネー編』(自由国民社)で私が提唱している生涯現役の生き方と共通する部分が多くあり、深く感銘を受けました。
この本の締めくくりとして著者は、「どのような人生を選ぶか、選択はあなた次第」と述べています。
あなたも本書を読んで、ブルーゾーンの百寿人のライフスタイルから学び、健康長寿の人生を目指してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2982日目】