書評ブログ

『60歳からの新・幸福論』

人生100年時代になり、現在、高齢期の人生を生きる文化人、知識人13人現在の生活と人生哲学を聞いたインタビュー集があります。

 

 

本日紹介するのは、宝島社・書籍編集部人生後半戦をよく生きるための考え方インタビューからまとめた、こちらの新刊書籍です。

 

 

宝島社・書籍編集部『60歳からの新・幸福論』(宝島社)

 

 

この本は、70代前半の「団塊世代」を中心に、64歳から96歳までの高齢期を生きる13人の賢者に、一人暮らし、老後資金、働き方、食事、健康管理、医療と薬、死生観、相続など、「老い」について本音で語ってもらっている書です。

 

 

 

本書は以下の3部構成にて、13人の賢者にインタビューした記録になっています。

 

 

1.「孤独」を愉しむヒント

 

2.老後の “ 常識 ” を捨て去る

 

3.「老い」と「死」に向き合う

 

 

 

そして、インタビューの掲載された13人と、特に印象的な言葉は次の通りです。

 

 

◆ 曽野綾子(無理な努力はやめて、いい加減に生きるのがいいんです)

 

◆ 田原総一朗(僕にとっての「死」とは好奇心が湧かなくなり、仕事からも遠ざかること)

 

◆ 弘兼憲史(子どもが独立してからは「自分ファースト」で生きてみる)

 

◆ 志茂田景樹(競争社会を抜け出したら自分自身と向き合い、自分自身と戦うのが仕事)

 

 

◆ 荻原博子(老後資金を投資でつくる人はバカです!)

 

◆ 近藤誠( “ 悲惨な最期 ” を迎えないために「がん」は見つけない、手術しない)

 

◆ 池田清彦(年を取っても楽しいと思えることで最終的に残るのは「人に褒められる」こと

 

◆ 勢古浩爾(定年後の「~しなさい」という圧力にうろたえてはいけない)

 

 

◆ 鈴木秀子(「老いる」とは “ 生きる知恵 ” を深める大切な時期)

 

◆ 中村仁一(「老い」と「死」に医療は無力、60歳を過ぎたら死と向き合う)

 

◆ 中島義道(なんらかの形で「死を納得すること」が最大の課題)

 

◆ 菊池和子(最期まできちんと生きたいから、身体を動かし続ける)

 

◆ 内海桂子(年齢はもう100歳に近いけど、「老後」という考えはないね)

 

 

 

より詳細なインタビュー内容については、ぜひこの本を手に取ってお読みください。個人的には、田原総一朗さんの考え方に私は最も近い気がします。

 

 

 

また、インタビューの合い間には、ジャーナリストライターが、以下のような興味深いテーマにてコラムを執筆していて参考になります。

 

 

◆ 定年

 

◆ 年金

 

◆ 葬儀

 

◆ 国民医療費

 

◆ 老人ホーム

 

◆ 特殊詐欺

 

 

 

あなたも本書を読んで、定年後をラクに生きる新常識を身につけてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!