「60歳の脳スイッチング、できていますか?60代は、新しい人生の『新人』に当たる。実は、とても輝かしい10年なのである。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1959年生まれ、奈良女子大学理学部物理学科を卒業し、コンピュータ・メーカーにて人工知能の研究開発に従事した後、2004年に脳機能論とAIの集大成による語感分析法「サブリミナル・インプレッション導出法」を発表して、現在は感性分析の第一人者、脳科学・AI研究者で、(株)感性リサーチ代表取締役の黒川伊保子さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
黒川伊保子『60歳のトリセツ』(扶桑社新書)
この本は、「脳に導かれるままに、自分の人生を生ききる」と決めた著者の「60歳以上の人生の取り扱い方」を記した書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.「若さを気にする」を捨てる
2.「ボケを気にする」を捨てる
3.「子どもを気にする」を捨てる
4.「老いと死を気にする」を捨てる
5.「夫を気にする」を捨てる
6.「友を気にする」を捨てる
この本の冒頭で著者は、「でも、もう、世間を気にするのは止めていい。この本では、いろんな『気にする』を捨ててもらおうと思っている。」と述べています。
本書の前半では、「若さを気にするを捨てる」および「ボケを気にするを捨てる」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 若さへの憧憬を断ち切る
◆ 60代になると、生まれつきの美醜の差がなくなる
◆「老い」は、優しい魔法
◆ 気づく能力は、60代が最高潮
◆ 一連の動作は「小脳のパッケージ化」で無意識にできる
この本の中盤では、「子どもを気にするを捨てる」および「老いと死を気にするを捨てる」について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆「結婚」と「出産」は禁句
◆ 脳は寿命を知っている
◆ 脳のピークは56歳から始まる
◆ 失敗は他人のせいにしない
◆ 過去の失敗をくよくよ言わない
◆ 未来の失敗をぐずぐず言わない
◆ 63歳、押しも押されもせぬ人生の達人
◆ 60歳になったら、自分の棚卸し
本書の後半では、「夫を気にするを捨てる」および「友を気にするを捨てる」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 笑顔は、愛着を育てる
◆ 習慣は、夫婦の絆になる
◆ ことの是非より、妻の気持ち
◆「夢中になれる何か」を決めること
◆ 自分の陣地を決める
この本の締めくくりとして著者は、「なによりも重要なのは『人生は、自分のためにある』ということ。自分がこのメニューを選んだのである。」と述べています。
あなたも本書を読んで、脳に導かれるままに、「自分の人生を生き切って」みませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3163日目】