60歳という人生の区切りにおいて、仕事のことや人間関係のこと、家族のこと、お金のこと、生きがいのことなどを整理して人生後半に備えることを提唱している本があります。
本日紹介したいのは、朝日新聞社にて編集委員、論説委員などを歴任した轡田隆文さんが書いた、こちらの文庫本です。
轡田隆文『60歳からの人生の整理学:これから「必要なこと」もう「不要なこと」』(知的いきかた文庫)
この本は、定年後の60歳を転機に、これから先、本当に大切なことだけに時間とエネルギーを使うために、これから「必要なこと」と、もう「不必要なこと」を分けて整理するための書です。
本書は、いま「棚卸し」しておきたい、42の「人生テーマ」について、著者の経験や知恵を公開しています。主なものは以下の通りです。
◆ 「老い」; 「日々、自由の境地になっていく」生き方を
◆ 「仕事」; ただの「区切り」を「終わり」だと思うな
◆ 「時間」; 時に「逆らう」のではなく「寄り添って」生きよう
◆ 「成熟」; 「恥をかかない」ための、たったひとつの方法
◆ 「読書」; 「偉大な本にふれる者は自分自身にふれる」
◆ 「お金」; 人生後半の「限られたカネの使い方」
◆「勉強」; 身近にある「面白い教材」をどう発見するか
◆ 「恋愛」; 六十歳からの「無難で知的な」恋の作法
◆ 「目標」; 「何の変哲もない一日」に価値を見いだす
◆ 「旅行」; 「体」を使う旅もよし、「頭」を使う旅もよし
◆ 「教育」; 「小さな応援」-できる範囲で、できることを
◆ 「食事」; 六十歳からの、「メシがもっと旨くなる」勉強
◆ 「夢」; 六十歳からは、人生を「サイズダウン」していく
◆ 「魂」; 「もの思いにふける」ちょっと高度な楽しみ方
◆ 「運命」; 「与えられる人生」から「お返しする人生」へ
本書の中で著者は、大事なことは何より楽しむことではないか、と述べています。これからは誰に遠慮することのない「自分が主人公」のときだ、ということです。
あなたも本書を読んで、人生の区切りの年齢のタイミングで、これまでの経験や知識を一度、「棚卸し」して、人生後半へ元気よく歩き出してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を