「老後資金は定年前につくっておけ、とはよく聞くが、そんな余裕はなかった。だから、定年後に貯金に励んだ。」と述べて、60歳から1200万円を貯めた体験談を書いた本があります。
本日紹介するのは、60歳で再雇用後、64歳で退職した年金生活者の中町秀雄さんと、年金・保険・税金に関するアドバイザーで、総務・経理畑で定年まで勤め上げた中町敏夫さんの共著となる、こちらの書籍です。
中町秀雄・中町敏夫『年金受給者がバラす60歳から1200万円貯めるカラクリ』(ぱる出版)
この本は、「知識の差が未来を決める」と説く著者による、「知識がお金を生み出す事例」を豊富に紹介している「情報弱者」のための救済本とも言える書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.はじめに
2.60歳から4年で1296万円貯めた
3.年金は老後の支えになるか
4.知識がお金を生む
5.60歳までに何をすべきか
この本の冒頭で著者の中町秀雄さんは、自らが60歳から雇用延長で働きながら、年金や家賃収入などで、4年で1,296万円貯めた体験を詳しく披露しています。
毎月の収支も以下の通り、細かく開示しています。
◆ 収入 50万円(年金・比例報酬部分10万円、手取り収入16万円、妻のパート収入8万円、賃貸料16万円)
◆ 生活費支出 23万円(UR家賃・固定資産税8万円、水道光熱費・電話代3万円、食費・娯楽費等12万円)
◆ 差引の貯蓄額 27万円
この貯蓄額27万円を12ヶ月、4年間継続したので、累計で1296万円になった、ということです。
続いて、年金の実際や健康保険、医療費の支出などについて、多くの事例が紹介されていて参考になります。
さらに、持ち家か賃貸かという住まいの考え方、教育費、保険、医療費などについて、どう考えればよいかというアドバイスが掲載されています。
あなたも本書を読んで、年金受給者から見たリアルな老後資金の考え方について、、しっかりと学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!