IT企業で中核業務を担っている50代SEはどのような働き方をしているかを紹介し、「こんな働き方もあるのか」「この働き方はいいな」と、自分に合った働き方の参考にできる本があります。
本日紹介するのは、日経BP社の松山貴之さん、ライターの牛島美笛さんが書いた、こちらの書籍です。
松山貴之・牛島美笛『50歳SEの生き方』(日経BP社)
この本は、12人のSEにインタビューして、その生き方を「6つの戦略」に分類して紹介している書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.50代SEが歩んできたキャリア
2.強みを極める
3.軸足を半歩ずらす
4.替えがきかない人に
5.自分の環境を作る
6.特異を「副業」に
7.SE経験が匹
8.50代を楽に生きる行動様式
この本の冒頭では、50代SEが歩んできたキャリアを、その時々の時代背景とともに概観しています。年代別の状況は次の通りです。
◆ 入社当時: メインフレーム全盛(金融機関の第3次オンラインなど)
◆ 20代: クライアント/サーバーシステムの時代
◆ 30代: Webシステムの時代、ERPの登場でITコンサルタント急増
◆ 40代: クラウドの時代
◆ 50代: これまでの技術の移り変わりを経験し俯瞰的に物事を見られる/プロジェクトの本質を見抜くスキル
続いて、50代SEの生き方を「6つの戦略」に分類して、それぞれの生き方を事例として紹介しています。
詳細についてはぜひ、本書を手に取ってお読みください。
また、途中に「コラム」として、50代SEを取り巻く興味深いテーマを取り上げて、考察しています。以下のようなテーマです。
◆ 「役職定年」は、定年後を考える好機
◆ 50代SEの転職は可能か
◆ 50代SEの「やる気」を左右する健康問題
◆ シニアSE活用のための法整備も進む
◆ 「副業OK」な企業が増え始めた
◆ 「学ぶ」ことで見えてくるもの
この本の最後には、50代SEの楽に生きる行動様式が整理されていて、今からでも身につけたい3つの要素を、次の通り挙げています。
1.「教え方」のスキル
2.ほかの市場で自分を活かす能力
3.「資格」を持っていること
あなたも本書を読んで、50代SEの生き方を具体的に学んで、自らのキャリア開発に活かしませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!