高齢者向けの老後資金準備について書かれた本が書店に数多く並んでいますが、そうした中で「50歳から老後資金を作る」ための知恵を開示した書籍があります。
本日紹介するのは、ライフカウンセラーでFP(フィナンシャルプランナー)としても活躍する紀平正幸さんが書いた、こちらの本です。
紀平正幸『50歳からの老後資金を作る!お金の知恵袋』(宝島社)
この本は、例えば定年を60歳や65歳と考えないで、リタイア前の50代から、わが定年は80歳と決めて、100歳までを見据えて逆算のプランを立てる、という前向きな考え方を持てば、新たな可能性も見つかる、と提唱しています。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.手堅く「増やす」マネー術
2.100歳までハッピーな保険と年金を「見直す」ポイント
3.終の棲家に「使う」お金の損得
4.虎の子の財産を安全に「守る」大技・小技
本書の冒頭で著者は、100歳までに必要な資金は、世間で言われているような高金額ではなく、1,000万円程度でOKだ、としています。
前提条件として、退職一時金を2,000万円、定年後65歳までの5年間は年収200万円で再就職、定年後の夫婦ふたりの生活費を月額25万円として試算しています。
多くの老後資金シミュレーションでは、生活費をもっと多く見込んでいたり、突発的な支出をリスク要因として考慮したりしています。
本書では、なるべく現実的な知恵を活用して、50歳から定年までの間に1,000万円ためて、安心な定年後を過ごすためのワザを公開しています。
老後の心配は、お金と健康が二大要素ですが、定年後に向けて以下の項目に関する知恵を本書では採り上げています。
◆ 資金設計
◆ 保険・年金
◆ 住宅
とくに、住宅については、「リタイア後は住み替えよう」、「終の棲家は70歳で決める」ということを提案しています。
詳しくはぜひ本書をお読みいただきたいのですが、今や一戸建て購入、マンション購入、生涯賃貸マンションはそれぞれの経済的負担は、ほぼ同金額です。
一戸建て購入のみ土地の価値が残る、という考え方もありますが、その分、多額のリフォーム代金負担や、地震リスクなどに晒されている、とも言えます。
そこで本書では、老後に家賃を支払い続ける負担を心配するのであれば、70歳で「終の棲家」をどうするかを決める、という発想の転換を提案しています。
あなたも本書を読んで、定年後の老後資金について、正しい知識の下で、しっかりとした戦略を立てて50代からの準備を始めてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を