「50代からでも遅くない。むしろ“今だからこそ”起業の黄金期だ。」――
そんな力強いメッセージを掲げるのが、本日紹介するこの一冊です。
本日紹介するのは、現役書籍編集者であり、出版実現コンサルタントとして1,500冊以上の本づくりに関わってきた山田稔(やまだ・みのる)さんが、50代から “無理なく・楽しく・長く続けられる起業法” を体系化した、こちらの書籍です。
山田稔(やまだ・みのる)『50歳からはじめる頑張らない起業 あなたの経験したことがお金に変わる! 楽しいことをやればやるほど収入になる!』(つた書房)
この本は、会社員生活の先に不安を感じる50代に向けて、「時間・資金・経験」という “三大資産” を活かし、“競争せずに成果を上げる” ための「ずらす起業戦略」を教える実践書です。
著者が提唱するのは、「頑張る」のではなく、「楽しみながら稼ぐ」ための起業。レッドオーシャン(激戦市場)ではなく、“自分の世界観” を武器にブルーオーシャンを見つける――まさに “人生の後半戦の攻略本” です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.50代は起業するのに最大にして最後のチャンス
2.50代から取り組むべき最適なビジネスモデル
3.体験したことをブログに投稿して収益化する方法
4.学んだことをKindleにして収益化する方法
5.成功体験をオンライン講座にして収益化する方法
6.ブランド化して、さらに高単価のビジネスへ
本書の前半では、「50代起業が最強の武器を持つ理由」を明らかにしています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 50代は「時間・資金・経験」の3拍子が揃う最強の年代
◆ 転職ではなく “自分ビジネス” を持つことで未来が安定する
◆ リスクを最小化しながら、ストック型収益を構築できる
◆ 「会社依存」ではなく「自分依存」で働く自由を手にする
◆ 起業の成否を分けるのは「土俵選び」――勝てる場所を選ぶこと
この本の中盤では、「頑張らない起業」を実現するための3つのビジネスモデル――
ブログ、Kindle出版、オンライン講座――を具体的に解説しています。主なポイントは次の通り。この “ずらすアプローチ” こそが、著者が言う「50代が勝てる戦略」です。
◆ ブログでは、「欲しい人」ではなく「知りたい人」に届ける
◆ Kindle出版は、「買いたい」ではなく「見てみたい」への導線を設計する
◆ オンライン講座は、「なりたい自分」ではなく「この人みたいになりたい」と思わせる
構成にする
◆ コンテンツビジネスは「情報」より「視点」が価値になる
◆ SNS・メール・出版を組み合わせて“売り込まない仕組み”を構築
本書の後半では、「ブランド化」と「高単価化」を目指すステージアップ戦略が語られます。主なポイントは以下の通りです。
◆ 自分の世界観を中心に “共感されるブランド” をつくる
◆ 受講生や読者が “ファン” に変わる関係性構築の秘訣
◆ SNSを活用し、発信を「共感」と「信頼」に変える
◆ 書籍出版が最強のブランド加速装置になる
◆ 法人化・高単価コンサルティングで、安定した収益を得る
本書の魅力は、**「情報ではなく視点こそが価値になる」**という明確な哲学にあります。他人の成功事例を真似るのではなく、自分の人生経験・世界観・価値観こそが、ビジネスの源泉になるという考え方。
つまり、50代からの起業とは「自分の物語をビジネスに変えること」。頑張るより、“楽しむほどに収益が増える構造” をつくるのが、本書のゴールです。
著者のメッセージは明快です。「50代は“終わり”ではなく、“第二のスタートアップ世代”だ。」
経験・信頼・つながり――これまで積み重ねてきた人生こそが最大の武器。そこにデジタルの力を掛け合わせれば、“好きなことで生きていく” を現実にできるのです。
50代から「頑張らずに成功する」ための指南書として、そして “自分の人生を再起業” したいすべての人に、強くおすすめしたい一冊です。
ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のYouTubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。
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では、今日もハッピーな1日を!【3910日目】







