『人生100年時代を明るく生きる 50代からのセカンドキャリア設計』
「定年はゴールではなく、人生という山の “5合目” である」― その視点転換ができるかどうかで、50代以降の人生は大きく変わります。
本日紹介するのは、ソニーで統括部長まで務めた後、56歳で早期退職し独立。現在はシニア世代向け研修を500回以上実施してきた芳賀哲さんによる、こちらの書籍です。
芳賀哲『人生100年時代を明るく生きる 50代からのセカンドキャリア設計』(幻冬舎)
役職定年や60歳定年を前に、「自分の居場所がなくなるのではないか」「この先、どう生きればいいのか」ー そんな不安を抱える50代は少なくありません。
本書は、そうした “立ちすくみ” の状態から抜け出し、意識変革と行動変容によって、充実したセカンドキャリアを築くための実践書です。
本書は、以下の5部構成から成っています。
1.自分の「居場所」がなくなってしまう・・・定年を前に立ちすくむ団塊ジュニア世代
2.「自分は大丈夫」と楽観して思わぬ危機に陥ることも・・・理想のセカンドキャリアを描いて一歩を踏み出そう
3.50代からのセカンドキャリア設計① 不平・不満から抜け出す意識変革
4.50代からのセカンドキャリア設計② 意識変革が後戻りしないための行動変容
5.定年は人生という山の5合目 「居場所」は失われるのではなく、輝きを増して道行く先に現れる
本書の前半では、「なぜ50代で思考停止が起こるのか」という心理的メカニズムに迫ります。今まで仕事一筋で走ってきた人ほど、急ブレーキがかかるのです。主なポイントは以下の通りです。
◆ 役職定年は “能力の否定”で はない
◆ 居場所喪失感は誰にでも起こる自然な反応
◆ 楽観視こそが最大のリスクになる
◆ 人的資本を眠らせることは社会的損失
◆ セカンドキャリアは「準備」で決まる
この本の中盤では、意識変革の具体策が提示されます。不平・不満のループから抜け出せるかどうかが分岐点です。主なポイントは次の通り。
◆「会社=自分」という思い込みを外す
◆ 他責思考から自責思考への転換
◆ 強み・経験の棚卸しを行う
◆ 小さな一歩を踏み出す勇気
◆ 未来を描くことが行動を生む
本書の後半では、行動変容と実践ステップに踏み込みます。意識だけでは人生は変わりません。主なポイントは以下の通りです。
◆ 意識変革を定着させる習慣づくり
◆ 社外ネットワークの構築
◆ 学び直し(リスキリング)の重要性
◆ 収入確保とやりがいの両立
◆ 定年後こそ“自分らしい居場所”を創る
読後に強く感じるのは、「定年は終わりではない」というメッセージの力強さです。50代は下り坂ではなく、再設計のチャンス。むしろ、これまでの経験があるからこそ、自由度の高い選択ができる。
私自身、「トリプルキャリア」や「定年後も楽しく働き続ける3つのステップ」をテーマに研究・発信を続けていますが、本書はまさに “意識変革の起爆剤” となる一冊だと感じました。
会社に人生を預ける時代は終わりました。これからは、自分で設計し、自分で動く時代です。
セカンドキャリアや人生100年時代の働き方については、YouTubeチャンネル「大杉潤のYouTubeビジネススクール」でも発信しています。ぜひチャンネル登録もお願いします。
では、今日もハッピーな1日を!【4001日目】








