書評ブログ

『1冊20分、読まずに「わかる!」すごい読書術』とは?

1冊20分のペースで読まずに分かる、というレゾナンスリーディングという読書術を提唱している本があります。

 

 

本日紹介するのは、一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会理事渡邊康弘さんが書いた、こちらの新刊書です。

 

 

渡邊康弘『1冊20分、読まずに「わかる!」すごい読書術』(サンマーク出版)

 

 

この本は、「ツンドク(=積読)」の解消や、課題図書の感想文も楽々書ける、という読書術を紹介する書です。

 

 

「レゾナンスリーディング」と呼ばれる読書法は、訓練不要で、紙1枚あれば、いつでもどこでもできる読書法で、最新の脳科学、行動経済学、認知心理学を基に生み出された究極の読書法です。

 

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

 

1.読書も英語も苦手な僕が、ビジネス書を年間500冊読めるようになった理由

 

2.なぜ、最初から最後まで読まなくても「わかる!」のか?

 

3.実践!20分でできる「レゾナンスリーディング」

 

4.どこでもサクッと読めて、内容も忘れないから読書習慣が身につく

 

5.自分の専門分野ができる本の選び方と読みこなし方

 

6.読書で成果を出す人、読んだだけで終わる人

 

7.本を読み終えた後にはじまる、あなたの本当の人生

 

 

本書の冒頭で著者は、「人間の集中力は20分しかもたない」と指摘しています。本書で提唱している「レゾナンスリーディング」は、平均20分、最短では8分で読めるのが特徴です。

 

 

そして、新しい自分に向けて、行動計画まで創り出せるようになる手法で、次のように人生が望む方向に動き出す、ということです。

 

 

◆ 転職活動に成功し、年収が2倍になった

 

◆ 社内で評価されて昇進した

 

◆ 2年間書けなかった論文が、わずか2日で構成ができあがり、完成させることができた

 

◆ 人間関係がよくなった(とくに家族が仲良くなった)

 

◆ ベストセラー作家になった

 

 

これらは一例で、さまざまなことができるようになる、と著者は言います。

 

 

また、本書を本格的に読み始める前に、一瞬で集中力を高める「1分間呼吸法」をするよう薦めています。

 

 

 

スタンフォード大学などの意志力研究で、ゆったりと1分間呼吸をすると意志力が高まることが分かっています。

 

 

次に本書では、「読書の4つのスタイル」として、「考える(じっくり or すぐ)」と「見る(ゆっくり or 速く)」という2つの指標を使って、組み合わせにより4分類に分けて解説しています。

 

 

1.通読; 一字一句、逃さず読んでいく手法

 

2.速読; 観ることに集中する、時間と効率重視の読書法

 

3.多読; 本を大量に読む方法

 

4.熟読・精読; 精確に読み、自分のものにする読書

 

 

本書によれば、知識創造のプロたちは、その本の全体像を把握するためにスピード重視の「速読」をした上で、参考文献を「多読」し、そしてそこから「熟読・精読」をしている、ということです。

 

 

本書で薦める「レゾナンスリーディング」は、概ね私が実践してきた「多読」と同じ手法ですが、一点だけ決定的に違うのが、「目次を先に見ない」という点です。

 

 

目次を見ると、著者視点での本に対する「思い込み」が発生してしまうので厄介だ、ということです。

 

 

本書の中盤から後半にかけては、「レゾナンスリーディング」紙1枚を使った実際のやり方や、著者の体験事例などが具体的に記されていて参考になります。

 

 

あなたも本書を読んで、人生を変える力がある「レゾナンスリーディング」という手法を学んでみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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