「きんさんはなぜ百歳になっても歩けたのか?それは “ 正しい歩き方 ” が身につく習慣をもっていたから」と解説している本があります。
本日紹介するのは、東京厚生年金病院(現・JCHO東京新宿メディカルセンター)のリハビリテーション現場での経験が長い、理学療法士(骨関節・物理療法専門)の田中尚喜さんが書いた、こちらの書籍です。
田中尚喜『百歳まで歩く-正しく歩けば寿命は延びる!』(幻冬舎文庫)
この本は、中高年以降から筋力を維持するための、筋肉習慣に焦点を絞って、体力や筋力がつく基本トレーニング、筋力低下が原因で起きる各症状の改善トレーニング、腰痛と膝痛の限定トレーニング、歩き方や姿勢を変えるトレーニングなどを紹介・解説している書です。
中高年だからこその筋肉習慣を身につけておけば、30年後、40年後も自分の足でしっかり立って歩いているはずだ、と著者は述べています。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.今、本当に必要な「筋肉づくり」
2.実践しよう!年代別筋力向上トレーニングプログラム
3.実践・筋肉別の筋力回復トレーニング
4.腰痛・膝痛の再発予防トレーニング
5.姿勢、歩き方を見直して「筋肉づくり」
この本の冒頭で著者は、体重の半分は筋肉で、身体のあらゆる動きを常にプロデュースしているのが筋肉、と述べています。
そして、筋肉は瞬発力のある「速筋」と、持久力がある「遅筋」の2種類に分けて考える必要があり、中高年は特に「遅筋」を鍛えるべきだ、と本書では説明しています。
遅筋は、ゆっくりと収縮する小さな筋肉で、筋肉痛を起こしにくく、疲れにくいという特徴があります。
日常的な動作ですぐに疲れてしまわないように、「座る、立つ、歩く」に使う筋肉は、最初から遅筋が多くなっているのです。
そして、筋肉は動かさないと、どんどん縮んで筋力低下になりますし、普段からよく使う筋肉は老化の影響を受けにくい、と言われています。
また、若いときにつけた筋肉は貯金(筋)されているわけではないので、筋力トレーニングは筋肉の年齢に合わせて行うようにした方が良いようです。
本書の中盤以降には、実際の筋力トレーニング方法が解説されています。年齢別に、筋肉を細かく分類して、目的に応じてトレーニングする方法が具体的に記されていて参考になります。
この本の最後には、歩き方に焦点を当てて、筋肉のトレーニング法が説明されています。
あなたも本書を読んで、百歳まで自分の足で歩けるように、「正しい歩き方」や、そのための筋力トレーニングについて学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を