皆さんは、風水や占いといったものをどの程度、信じて活用していますか。伊勢の神宮式年遷宮から20年間の日本の運気を予測し、日本の伝統文化のタイミングを合せて行事や祭事を使って運気を上げていく「タイミング風水」を提唱している人がいます。
「風水」は環境を味方にして、よい風を自分に吹くようにする考え方です。私も以前は、占いや風水・スピリチュアルといったものは、「誰かが金儲けのためにでっち上げているだけで騙されてる人がたくさんいる、科学的な根拠は何もない。」と思っていました。
ところが世の中で成功している経営者、政治家、その他勝負の世界で生きている人たちは、殆ど例外なく、何らかの「心の拠りどころ」を持っていることを知りました。そうした中で「風水」の考え方を採り入れている経営者はもの凄く多いです。
「もの凄く」と言っていいくらい多いと知りました。私も数年前に米国アリゾナ州のセドナを訪問してインディアンの聖地で地球の磁気を感じて「人生が加速する」体験をして以来、「スピリチュアル」や「風水」など、「心の拠りどころ」を経営者が求める気持ちが理解できるようになりました。
そうした中で、事業で成功するにはタイミングが大切で、自分の信念がブレないことや感謝の気持ちを忘れないことが大切だと感じました。そこで今日はDr.コパさんのこちらの本を紹介します。
小林祥晃『二十四節気と行事で絶対開運!Dr.コパのタイミング風水』(河出書房新社)
この本は、日本の伝統文化である「二十四節気」や「五節句」、「雑節」で季節を感じながら暦の意味を踏まえて「運気」を上げていく方法を具体的に解説しています。
まず、Dr.コパさんは2013年に行われた伊勢の神宮式年遷宮から20年間の日本の運気を以下のように予測しています。
第1期(2013年~2019年) 運気吸収&成長期
第2期(2020年~2026年) 日本の充実期
第3期(2026年~2032年) 次への投資期
勝負のカギを握るのが第1期の2019年までで、この時期にうまく運気を吸収し、大きく成長すれば次の第2期も第3期も波に乗って充実し、次の遷宮に向けて良い方向に歩めるということです。
この本の本編構成は以下の3部から成っています。
1.開運行事早見カレンダー
2.運気別・年間関連アクションプラン
3.コパ風水ならではの行事開運法
最初に掲載されている「開運行事早見カレンダー」は日本の伝統文化である暦上の各種行事がどのような意味を持っているかが分かりやすく解説されていて参考になる。
私たちは普段、何げなく季節の行事を行ってお参りをしたり季節の食べ物を摂ったりしていますが、それぞれに昔から言い伝えられた意味があります。それらを改めて踏まえ、タイミングを考えていくことは「決意を鈍らせない」、あるいは「信念を揺るがせない」という意味で、とても大切だと感じました。
この本では「運気はスタート時期を見極めるのが大事」と提唱していて、起業にあたっては重要な要素になると実感しています。誰でも独立して事業を始めることは不安なもので、自分の信念を後押ししてくれる「タイミングの風水」は大きな力になってくれます。
月によって取り巻く運気の流れが変わるので、以下に本書で薦める「望む運気のスタート時期」を紹介しましょう。
1.金運・財運 ⇒ 1月・寒の内
2.勝負・ギャンブル運 ⇒ 1月・鏡開き
3.不動産運 ⇒ 2月・節分
4.恋愛・人間関係運 ⇒ 2月・建国記念の日
5.受験・出世運 ⇒ 6月・夏至
6.夢実現 ⇒ 7月・七夕
7.仕事運 ⇒ 10月・祈願祭
8.健康運 ⇒ 11月・立冬
起業のように「夢」を実現させて「仕事運」を上げたい場合は、まず7月の七夕に「夢を記入した短冊」に思いを込めて祈りお願いすることです。そして10月の祈願祭(Dr.コパさんは世田谷区の三宅宮を推奨、自身が宮司を務めています)に新しい仕事道具を持参して来年の計画を祈願します。
この本によれば「約4ヶ月で物事は進展する」ということです。前もって準備をし、しっかりと心構えを伝え行動をすれば4ヶ月後には何らかの結果が出るということでしょう。私の実感としてもそれは当たっているかなと思います。
また4月は新しい出会いが多い時期で、「そこでの新しい出会いを大切にしてください。」と書かれています。「出会う相手により、あなたのその後の人生が大きく変わる可能性もありますよ。」という言葉が続き、私は身を持ってそれを感じています。
2014年4月21日の出会いが私の人生を大きく変えました。皆さんも「タイミング風水」という考え方を少し研究してみて、自分の「運気」を効果的に上げてみませんか。
では、今日もハッピーな1日を!