書評ブログ

定年前起業の力になる『「心が凹んだとき」に読む本』

昨日に引き続き、心屋仁之助さんの著書を本日も紹介します。心理カウンセラーとして活躍する心屋さんの初期のころの作品で、前向きな気持ちになれる、こちらの本です。

 

心屋仁之助『「心が凹んだとき」に読む本』(王様文庫)

 

この本は、以下のような「心の長所」があるかた向けに書かれました。

 

 

◆ 人の気持ちに敏感
◆ いつもまわりに気を使う
◆ マジメでがんばりや
◆ 責任感が強い

 

 

著者によれば、「へこみやすい」のは、以上のような「心の長所」があるからだ、と言います。この本は、そんな人の心を「ほっ」とゆるめて、前向きな気持ちになれるよう、書かれました。

 

 

本書の以下の8部構成より成っています。

 

 

1.折れない、くじけない、へこたれない
-自分の心と未来が「明るくなる」習慣

 

2.「ほっ」と、前向きになれる
-「心のへこみ」がまるくなるヒント

 

3.あれこれ考えるより、「自然体」が一番
-「ありのままの自分」を素直に出すには?

 

4.ストレス知らずでハッピーに
-「気持ちがつながる」とっておきの心理術

 

5.「イライラ」「ムカッ」・・・・をあっさり解消
-「怒らないコツ」、お伝えします

 

6.あせらず、あわてず、ていねいに
-「心の大そうじ」で気持ちすっきり

 

7.心の芯から癒される
-「何だか、疲れた~」ときに効く言葉

 

8.気分よく生きると、「いいこと」続々!
-明日がもっと楽しみになる「心の習慣」

 

 

本書の冒頭で著者は、「ゴムボールをイメージしてみてください。」と呼びかけます。

 

ちょっと空気が減ってくると、へこみますよね。へこんだところを外から上に引っ張り上げても、すぐにまたへこむし、引っ張り続けるのにも疲れてしまいます。

 

「心もゴムボールと同じなんです。」と心屋さんは言います。へこんでしまった心に空気を入れるには、叩いたり引っ張ったりするのではなくて、内側からふくらませてみるといいんです、ということです。

 

そのためには、優しくすること。なでなでしたり、さすったり、そっと寄り添ったり。そうすることで、まず肩の力が抜けて、がんばりすぎずに心を内側からふくらませ、元気になることができます

 

 

本書では、基本的には、このことを書いています。心が弾力を取り戻せたら、少々へこむようなことが起きても、大丈夫です。何気ない日常からも、嬉しいこと、楽しいこと、幸せなことを見つけられるようになります。

 

そのための一番の近道は、あなたがあなた自身のことを「大切」にしてあげることです。

 

 

それでは、心屋さんが発するカウンセリングの言葉で、私の心に響いたものを以下に紹介します。

 

 

1.他人の気持ちや言葉を「わかる」ためには、経験が必要です
2.人は、自分自身が「体験」したものしか、本当にはわからないものです
3.経験を積めば、立場が変われば、わかってもらえるときがきっとくる
4.「わかってもらえない」ということを受け止めましょう
5.あなたは、自分が思っている以上に、十分に認められている

 

6.ラッキー体質になるコツは、小さなラッキーにも大喜びすること
7.あなたの個性とは、「ふと、思った」ように生き、行動しているうちに、ごく自然に立ち現われてきます
8.自分のことを粗末にするとは、「放置自転車」がゴミだらけで盗まれるのと同じ
9.私には能力がある、愛情がある、価値がある、かもと呪文を唱えよう
10.あなたの記憶は捏造されており、「あなただけの事実」

 

11.「ああ、そうなんだ」と、自分と違う価値観を一度受け容れてみる
12.人は無意識に、心の中を外に表していきます
13.人生にはいくつものターニングポイントがあります
14.どんな変化にぶつかっても、「ほう、そうか」とただ受け容れてみる
15.「めんどくさいこと」を1つひとつていねいにやってみると、「大切な何か」に気づいてきます

 

16.おだやかな人ほど「呼吸」が深い、深呼吸をしよう
17.呼吸をコントロールできれば、感情もコントロールできる
18.「いい自分」と「ダメな自分」、その両方を認めたときに自分だけの「道」が見えてきます
19.「たくさんの人を喜ばせよう」とすると、お金持ちになれます。
20.「そんな簡単にできてたまるか!面白くないやろ」

 

 

また、次の言葉は、吹っ切れるキッカケになりました。

 

 

「心配してもしなくても、事故が起こるときには起こるし、笑われるときには笑われるし、失敗もします。いいことも悪いことも、世の中には両方あるのです。どんなに心配しても、事故は起こるし、失敗もするのです。」

 

 

5月19日にブログを1日2回の更新頻度にしてから、生活を「ブログ」を中心に組み立てなければ、難しくなってきました。正直なところ、これまでの倍の頻度でブログを書いていくのは大変です。

 

これまでの早朝と週末だけの執筆では間に合いません。アウトプトを増やすには、インプットはさらに増やす必要があります。それでもブログへのアクセスFacebook の「いいね!」は、目立って増えることはありません。

 

結果的に、睡眠時間が減り、テレビの時間は殆どなくなりました。心がへこみそうになりました。

 

そんなときに、この本を読みました。1日2回のブログ更新にしてから今日で12日目になります。

 

自分を「大切」にしながら、自分は認められていると信じて、進んでいきます。

 

 

では、今日もハッピーな1日を!