「ネガティブな感情を大切に」と呼びかけ、マインドフルネス・セラピーの入門となっている書があります。本日紹介するのは、NPO法人マイセラ・ジャパン理事長の手塚郁恵さんが書いた、こちらの本です。
手塚郁恵『自分を信じるレッスン:マインドフルネス・セラピー入門』(春秋社)
この本は、自分の心や体がどんな状態なのかに気づくことを大切にしているマインドフルネスの考え方をベースに書かれています。
本書は、第1部の「マインドフルネスの方法や考え方」と、第2部の「マインドフルネスの実際のセッション事例6つ」から構成されていますが、第1部は以下の3つに分かれています。
1.怒りも不安もいのちの声
2.頭をやすもう、からだに聴こう
3.からだのささやきを聴く
また、第2部の「6つのセッション事例」は、以下の通りです。
1.感じられないのにもワケがある
2.怒りがわくのもワケがある
3.衝動にもワケがある
4.無理をするのもワケがある
5.カッとなるのもワケがある
6.うつになるのもワケがある
それぞれのセッション事例は具体的に記載されていて参考になります。また、マインドフルネスを実際どのように活用していくのかというイメージを持つことができます。
また、本書の前半途中に、「基本のマインドフルネス」の1および2が解説されていて、まさに入門書として分かりやすい記述となっています。以下の基本です。
1.耳をすます
2.呼吸に気づく
また、巻末には「ネガティブな感情に襲われたら」と題して、マインドフルネスの考え方による対処法が書かれていて、これもとても参考になる内容です。
あなたも忙しい日々に、ふと立ち止まって、マインドフルネスを採り入れることによって、自分の心とからだの状態をチェックしてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!