「なぜ新規事業が起こせるのか」という答えが自ずから分かってくる本があります。
本日紹介するのは、元興銀マンで、60社の顧問を務める森部好樹さんが書いた、こちらの本です。
森部好樹『飛躍するベンチャー7社に学べ!』(日経BP社)
この本は、60社の顧問を務める元興銀マンの森部好樹さんが、エッジの効いたベンチャー企業7社とその経営者を紹介する書の第3作目です。
前2作はともにベンチャー企業経営者個人の魅力を中心に語る本でしたが、本書は「起業のためのノウハウや目の付けどころ」に焦点を当てて7社を採り上げています。
前2作はこちらの書です。
それぞれを採り上げたブログの書評はこちらです。
まず本書の冒頭で、著者の森部さん自身が考える森部流・「起業のためのノウハウや目の付けどころ」として、次の7点を提唱しています。
1.アジアに目を向ける
2.シニアに目を向ける
3.遅れた分野に目を向ける
4.ニッチな分野に目を向ける
5.コーディネートに目を向ける
6.失敗を生かす
7.趣味を生かす
これらは、著者が60社の顧問として経営指導をする中で、伸びている会社に共通する「目の付けどころ」ということでしょう。
本書は以下の8部構成から成っています。ベンチャー7社の紹介と、最後に残間里江子さんと著者との対談が記されています。
1.初期コストゼロ × アジア人材 エイ・エヌ・エス 赤澤博史社長
2.個人の強み × 真の経営課題 サーキュレーション 久保田雅俊社長
3.地方不動産 × 地元密着 ゴールドスワンキャピタル 伊藤邦生社長
4.Web × 全国の技術の目利き リンカーズ 前田佳宏社長
5.視点替え × 2つの顧客 プロフィット・ラボラトリー 平川雅之社長
6.非常識 × 社会トレンド あなたの幸せが私の幸せ 栗原志功社長
7.オフィス不用品 × 活かす業 ブロードリンク 榊彰一社長
8.対談 残間里江子氏 × 森部好樹
前2作と同様、本書で紹介されているベンチャー7社は、日本を変える新しいアイデアと並々ならぬ努力で成長しています。
スーパー顧問・森部好樹さんの販路開拓支援やマッチングを中心とする経営アドバイスを受け、顧問先のベンチャー60社はさらに成長していくだろうと思います。
66歳の森部さんは、現在週休3日の生活で、月~木曜は東京の都心で若者ベンチャー経営者の指導、週末の金~日曜は自宅のある神奈川県大磯で自然派ライフをエンジョイされています。
今後の夢は、顧問先ベンチャーと自ら経営するロッキンギホース社員が共同で立ち上げるジョイント・ベンチャーということです。
残間里江子さんとの対談では、そのあたりの著者の思いや目指すものが滲み出てきて勉強になります。
あなたもぜひ本書から大きなヒントを得て、定年前起業に乗り出してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!