ドキュメンタリー『定年前起業への道~57歳からの挑戦!』の第20回は「ブログ運営論」Vol.7で、「ブログを書けない時の対処法」についてです。
今回が「ブログ運営論」の7回シリーズ最終回なので、ブログ運営に関する「集大成」を書いてみたいと思います。
≪ ブログを書くコツは「分割」して書くこと! ≫
ブログは、毎日更新をしていくことが大切だと述べてきましたが、どうしても「書くのが苦手」という人も多いですし、「どうしても筆が進まず書けない」という日があるものです。
そこで、私自身も実践し始めて「書くのが楽」になった方法を紹介します。これも、かん吉さんのKindle電子書籍『人気ブログの作り方』から学んだ手法です。
この本は何度も紹介して申し訳ないのですが、AmazonのKindleを持っていない人は、Kindle(電子書籍リーダー)を買ってでも読んだ方がいいとお薦めします!
それくらい、「ブログで食べていこう、起業しよう」という人には価値のある本です。Kindleは1番安いものは6,980円、かん吉さんの本は280円、計7,260円で、その何百倍もの価値がある、と私は思います。
さて本題ですが、「分割して書く」とは、どういうことでしょうか。
まず、ブログ記事全体のフレームワークを作ります。「型」みたいなものです。私の場合でいうと、今回は「大きなテーマ」が「ブログ運営論」で、7回シリーズとしています。
これだけで、1週間毎日更新する記事の中味は悩むことがなくなります(笑)
実は、週末にかけて長い距離を、東に西にと移動する出張が入っていたため、1週間分くらいの記事内容をいっぺんに考えておく必要がありました。
次に、「7回シリーズ」の中の構成を決めます。私の場合には、途中で若干、軌道修正をしましたが、概ね以下の7点の読者からの疑問や悩みに答える形式としました。
1.なぜ、ブログの更新にこだわるのか?
2.ブログを「人生の母艦」にする考え方とは?
3.ネタ切れにならないブログ記事の書き方とは?
4.定年前起業にとって大切なブログによる「集客法」
5.ブログはなぜ「個人ブランディング」に最適なのか?
6.ブログに書く内容は「コンテンツマーケティング」
7.どうしてもブログを書けない時の対処法
この7テーマで、1日1記事を書いていきます。そして、記事ごとに「型」と構成を考えていきます。通常は、個別のブログ記事ごとに考えていくものです。
起業準備塾「天職塾」を主宰する三宅哲之さんも、ブログの中で、「起業家として独立する準備の中で、集客の準備が最も大切であり、そのためには書く力が重要」と述べています。
三宅さんによれば、「書く力をつけるには、①読みたくなるブログやメルマガを真似る、②型をつくる、③数をこなす、の3つがポイント」ということです。「型」はとても重要なのです。
構成は、序論・本論・結論の3部構成もあれば、起承転結の4部構成もあるでしょう。コツは、最初に構成を決めることと、それぞれに「小見出し」という、キャッチフレーズを付けることです。
まさに、このブログ記事で言えば、3部構成を考えていて、まず序論として、≪ブログを書くコツは「分割」して書くこと!≫という「小見出し」を付けました。
このあと、本論の「小見出し」は、≪ブログには同じことを何度も書くことが重要!≫です。内容は「ネタばれ」になるので、後ほどをお楽しみに。
そして最後の結論は、≪7回シリーズ「ブログ運営論」を創った決定本5冊を再度紹介!≫という「小見出し」(=キャッチフレーズ)で行きます。
皆さんもやってみれば実感しますが、漫然とブログを書いていくのに比べて、「小見出し」をキャッチフレーズとして掲げ、分割して書いていく方が、筆(PC入力?)はどんどん進みます。
とくに大切なのは、「経験したことを分割して整理する」ということです。そうすることで、体験談が「ノウハウ」に生まれ変わります。
要するに、ものごとを「ロジカルに説明する」ということです。分割して整理すると、「論理的」、「ロジカル」になります。
ロジカルに分割・整理するコツは以下の2点です。
1.フレーム化(=法則化)すると、分かりやすく面白い記事になる
2.比喩でうまく表現すると理解しやすくなり、そこから格言・法則・教訓を導き出す
かん吉さんが挙げている例は以下のようなものです。
例えば、「習慣化」のためのコツとして、「新しいことを習慣として始めるには何かを止める必要がある」という法則を提唱するとします。それは「古い空気を全部吐き出して新しい新鮮な空気を吸い込むことと同じです」という比喩で表現します。
それからもう一つ、ブログ記事にオリジナリティを出すには、「体験談」のほかに、「まったく違ったジャンルや人を組み合わせる」ということがあります。
世の中の発明や、クリエイティブと言われているものは、殆どが既存のものの「組み合せ」です。私のこの「ブログ運営論」は、結論で挙げる5冊の本(違うジャンル・テーマ)の組み合わせです。
でも、この「組み合わせ」は私にしかできないので、オリジナルな「ブログ運営論」になります。
私は、1万冊の読破した書籍を、自由自在に組み合わせて発想しているので、ブログに書くことがないと悩んだことは一度もありません。
私の悩みは、数多くある「ブログのネタ」のうち、どれを優先して先に書いていくか、どういう順番で書いていくか、ということだけです。こっちの方が大変だったりすますが(笑)
≪ブログには同じことを何度も書くことが重要!≫
もうひとつ、皆さんにブログ更新に関して、「気が楽になる話」をしましょう。
それは、「ブログには同じことを何度も書く」ということです。このことを、かん吉さんの『人気ブログの作り方』を読んで知ったとき、私は目からウロコが落ちました。
それまでは、私は毎日、違う本を1冊ずつ、ひたすら紹介する書評記事をブログに書いていました。「この本は過去のブログで紹介したかどうか分からなくなる」ということが、たまに起きます。
そういう時は、過去記事を調べ直したりして、つねに違う内容、違う記事を、という意識でブログを書いていました。
実は、それがブログの筆を鈍らせる要因です。心の赴くまま、感情や気持ちのままにどんどん書いていく方が、読者の心に響きます。
かん吉さんは、むしろ「同じことを何度も書くことが重要」と言っています。「大事なことだから何度も書く」、「過去の記事は読まれない」ということです。
繰り返し書くことは、初めてブログを読んでくれた人だけでなく、リピーター読者にとっても大切なことです。
「共感する言葉は、何度でも聞いて確認したいものなのです。」と、かん吉さんは言います。この部分を読んだとき、まさにその通りだと思い、私のブログに対する姿勢も変わりました。
ブログに「メインストリート」を形成することで、ブログに個性が出て、他のブログと「差別化」できるわけです。それが、真の「ブランディング」というものでしょう。
だから、ブログの「メインストリート」になるようなことは、何度でも繰り返して書きましょう。かん吉さんの「分かったブログ」の中で、人気ブログに育てるための鉄則として、以下のことを繰り返し書いているそうです。
◆ タイトルに商品名を入れない
◆ 短期間(6ヶ月)でキャズムを超えよ
◆ ソーシャルメディアとブログの補完関係
◆ 商品でなく、自分を売れ
◆ ブログでアフィリエイトをする難しさ
◆ ブログに書いたことは実現する
言われてみれば確かにそうです。私は、ある本に感動すると、その著者が書いた本は全部読まないと気が済まない、といった心境になります。実際に、「著者まるごと読み」をしてしまいます。
その中では、いくつかの本で同じ主張が繰り返されたり、同じ事例が出てきたりします。でも、それは大事だから繰り返し書いている、ということです。
「本当に伝えたいことは、切り口を変えて何度も書く」
これが、私の「ブログ運営論」の結論です。
≪7回シリーズ「ブログ運営論」を創った決定本5冊を再度紹介!≫
もう、結論まで書いてしまったので、序論・本論・結論の最後は、実は7回シリーズの「結論」として、もう一度、「組み合わせ」の骨格になった5冊を紹介します。
ひとつは立花岳志さんのセミナーだったのですが、ここではセミナーのもとになっている立花さんの著書を紹介することにします。この7回シリーズ「ブログ運営論」は、この5冊を組み合わせてできました!
すべて、AmazonのKindle本にて紹介しました。いずれも紙の新刊本より安く、Kindle Paper White という電子書籍リーダー端末があれば、その場で買ってすぐ読めます。
最後に、Kindle Paper White の最廉価版~上位機機種まで、もう一度紹介します。Wifi無線環境のある方なら、絶対にお得です!
2015年11月1日の「定年前起業」まで、あと147日です。皆さまの温かい励ましと応援を、今後もどうかよろしくお願いいたします。