「こんな使い方、あったんだ!」と目からウロコが落ちるGmailの使い方を紹介した本があります。Gmailのパワーを120%引き出し、仕事の効率を劇的に変える「最強の活用法」が分かるので、定年前起業をする人には必読の書です。
そこで本日は、ネットとSNSの達人で精神科医の樺沢紫苑さんが書いた、こちらの本を紹介します。
樺沢紫苑『メールの超プロが教えるGmail仕事術』(サンマーク出版)
この本は、Gmailのコンセプトを理解し、具体的にいくつかの設定をするだけで、「メール仕事」が劇的に変化する、ということを提唱する書です。
Gmailを軸として、Googleの最強の検索機能でインターネットの膨大な情報の海から自分に必要な情報を収集し、Googleが提供するカレンダーやドキュメントなどの種々の機能を使いこなすことで、ビジネスを大幅に加速することが、本書の狙いです。
本書は、以下の7部から構成されています。
1.「削除」せず快適にする
2.新習慣で時間を最大限短縮する
3.「ラベル」と「フィルタ」で徹底的に整理・分類する
4.最速、ピンポイントで検索する
5.自在に情報を蓄積する
6.仕事を効率的に管理する
7.密なコミュニケーションでつながる
本書の巻末には付録として、具体的なGmailの設定方法などが記されています。文章で書くと長くなることから、巻末にまとめて整理してあり、使いやすい体裁になっています。巻末付録の項目は以下の通りです。
1.Gmailアカウント開設と初期設定ノウハウ
2.さあGmailをスタートしよう、最初の3ステップ
3.プロバイダや会社メルアドに送られたメールをGmailで読む
4.メールソフトでGmailを読む
5.Gmailとメールソフトを同期させる
6.Gmailで使えるキーボードショートカットの一覧
7.インデックス
8.参考文献・参考サイト
著者の樺沢さんは本書を執筆するにあたって、メルマガ読者を対象に、「メールに関するストレス」についてアンケートを実施したそうです。
280人から回答があった内訳は、以下の「メールに関わる7大ストレス」に集約された、ということです。
1.不快; 出会い系、人妻紹介、バイアグラなど見るだけで不快なメール
2.エンドレス; 解除しても迷惑メールが届き続ける
3.整理困難; 受信トレイを空にする作業が大変
4.時間の無駄; 大量の迷惑メールの処理に時間が取られる
5.重要なメールの削除; 迷惑メールの削除作業中に誤って大切なメールを削除
6.重要なメールの見逃し; 迷惑メールに紛れて大切なメールを見逃してしまう
7.情報過多; メールを全部読めない
これらの7大ストレスは、Gmailの迷惑メールフィルタを活用することで、ほとんどの問題が解消する、と著者は言います。受信トレイに入る迷惑メールをほぼゼロにできる、ということです。
また、Gmailでウィルス感染のリスクを大幅に減らすことも可能になります。インターネット上でメール受信をすれば、パソコン内部のメールソフトでメール受信する場合に比べて、ウィルス感染リスクは大幅に少なくなります。
このほか、削除ではなくアーカイブ(永久保存の書庫管理)を使うとか、ラベルを付けて一瞬で検索できるように格納するなど、本書ではGmailを使いこなすことで、メール環境を快適にするノウハウが満載です。
定年前起業を目指す方々は、メールの活用をより効率的に行い、ビジネスを加速するという意味で、ぜひ本書を一読して、具体的なビジネスに活用してほしい。
では、今日もハッピーな1日を!