『給料だけでは、お金持ちになれないから 32歳会社員が資産1億円にする、ほったらかし王道投資』
「真面目に働き、出世を目指し、給料も少しずつ増えていく。それなのに、なぜかお金は増えない。」― 32歳、独身、貯金100万円の普通の会社員を主人公に、給料だけに依存する生き方から、長期的な資産形成を取り入れる生き方へ。お金と投資についての考え方を物語形式で学べる「実用小説」があります。
本日紹介するのは、17年以上の投資経験を持つ投資系インフルエンサーとして、YouTubeで登録者数14万人を超えるチャンネルを運営し、節約・貯金・投資に関する知識を発信、とくに物語形式でお金の知識を解説するスタイルに定評のある投資うさぎさんが著した、こちらの書籍です。
投資うさぎ『給料だけでは、お金持ちになれないから 32歳会社員が資産1億円にする、ほったらかし王道投資』(KADOKAWA)
主人公は、32歳、独身、貯金100万円の会社員、和久野真中(わくの・まなか)。真面目に会社で働き、出世を目指して給料も少しずつ上がっているのに、なぜかお金は増えていきません。
そんな疑問を抱えていた真中が、少し変わった存在との出会いをきっかけに、「会社」「給料」「お金」「投資」、そして「人生」についての常識を一つずつ問い直していきます。
本書の特徴は、投資の知識を解説するだけではなく、普通の会社員が貯金100万円から資産1億円を目指す過程を物語として追体験できることです。
資産形成では、知識があっても実際に行動できなかったり、相場が暴落すると怖くなって投資をやめたり、逆に値上がり局面で大きなリスクを取りたくなったりします。
そこで本書では、投資手法だけではなく、長期投資を続けるための「考え方」に重点を置いています。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.給料思考
2.資産思考
3.資産形成の先
本書の前半では、「給料思考」から抜け出すための考え方について、以下のポイントを説明しています。
◆ 給料は自分の時間を提供することで得る収入であり、働ける時間には限界がある
◆ 収入が増えても生活水準を上げれば、手元に残るお金は増えにくい
◆ 会社員という立場にも、収入減少や雇用環境の変化などのリスクがある
◆ 給料だけに依存せず、複数の経済的な支えを持つことが重要になる
◆ 節約だけでなく、余剰資金を長期的な資産形成へ回す発想が必要になる
この本の中盤では、「資産思考」に切り替えて長期投資を続ける方法について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ 他人との収入競争ではなく、自分自身の資産を長期で育てる視点を持つ
◆ 労働収入だけでなく、保有する資産にも働いてもらう仕組みをつくる
◆ インデックス投資を活用し、幅広い企業や市場の成長を取り込む
◆ 暴落を避けようとするのではなく、長期投資では起こり得るものとして備える
◆ 資産配分は、自分が許容できるリスクや生活状況に合わせて考える
本書の後半では、「資産形成の先」にある人生について説明・提言しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 資産が増えることで、お金に対する心理的な余裕が生まれる
◆ 経済的な余裕は、仕事や生き方の選択肢を広げる
◆ 資産形成の目的は、お金そのものを増やすことだけではない
◆ 長期投資では、一時的な相場変動に振り回されない姿勢が重要になる
◆ 最終的には、お金を人生の自由度を高めるための手段として考える
本書を読んで最も印象に残ったのは、「給料を増やす」ことと「資産を増やす」ことは別の問題だという点です。
会社員にとって給料は重要ですが、働いて得たお金をすべて消費してしまえば、収入が増えても資産は残りません。そこで、生活に必要なお金を確保したうえで余剰資金をつくり、長期的な資産形成へ回していく。
本書が伝える「資産思考」の基本は、このシンプルな仕組みにあります。そして資産形成の本当の意味は、単に「1億円」という数字を達成することではないでしょう。
お金によって人生の選択肢を増やし、働き方や時間の使い方を自分で選べる状態をつくること。その意味で本書は、投資テクニックだけではなく、「何のために働き、何のために資産をつくるのか」を考えるきっかけを与えてくれます。
これから資産形成を始めたい会社員はもちろん、投資に不安を感じている初心者、物語を楽しみながらお金の考え方を学びたい人にも、ぜひ読んでほしい一冊です。
YouTubeチャンネル「大杉潤のYouTubeビジネススクール」でも、人生100年時代の働き方、定年後キャリア、ひとり起業、資産形成やライフスタイルなど、仕事と人生を豊かにする情報を発信しています。ぜひチャンネル登録をしてご覧ください。
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では、今日もハッピーな1日を!【4228日目】








