『定年後の日本人は世界一の楽園を生きる〈実践・成功編〉』
「定年後は人生の終盤ではない。これからの20年こそ、自分史上最高の人生をつくる時間である。」― 本書は、10万部突破のベストセラー『定年後の日本は世界一の楽園を生きる』をさらに発展させ、「実践編」として、お金、人間関係、健康、教養、趣味など人生後半を充実させるための具体的な方法をまとめた一冊です。
本日紹介するのは、1960年東京都生まれ、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省へ入省、ソ連邦解体後のロシア外交を担当し、在ロシア連邦日本国大使館勤務を経て、本省で主任分析官として対ロシア外交の最前線に立ちました。2002年に背任と偽計業務妨害容疑で逮捕・起訴され、2009年に有罪が確定(執行猶予付き)、その後は作家として幅広い分野で精力的に執筆活動を続け、「知の巨人」とも称される佐藤優さんが書いた、こちらの書籍です。
佐藤優『定年後の日本人は世界一の楽園を生きる〈実践・成功編〉』(Hanada新書)
本書は、定年後を「人生の余生」と考えるのではなく、自分らしく自由に生きる黄金期として捉え、豊かな人生を送るための実践的なノウハウを体系的にまとめた「定年後の実践マニュアル」です。
この本の冒頭で著者は、定年後は「○○すべき」という固定観念を捨て、自分が本当にやりたいことを中心に人生を組み立てるべきだと語っています。
会社中心の価値観から自由になり、自分自身の幸福を最優先に考えることが、人生後半を充実させる第一歩であると説いています。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.実践・定年後のマインド「リセット」
2.実践・定年後のおカネ
3.実践・定年後の勉強
4.実践・定年後の仕事
5.実践・定年後の交友関係
6.実践・定年後の隠れ家
7.実践・定年後の家族関係
8.実践・定年後の恋愛・趣味・健康
本書の前半では、定年後の考え方とお金について解説されています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 定年後のマインドをリセットし、量より質の人間関係を
◆ 老後資金は心が豊かになる使い方をして幸福度を上げる(モノより経験)
◆ 新NISAを活用してリスク分散をした投資信託
◆ 本を読むことで「お金の不安」を解消し、「心身の健康維持」を学ぶ
◆ 知的好奇心を持ち続けることが「人生の質(QOL)」を高める
この本の中盤では、仕事や人間関係について具体的に紹介されています。主なポイントは次の通り。
◆ 定年後の新しい働き方(地方の活性化。社会貢献)
◆ 人間関係を整理し、新たに損得勘定なしの人間関係を築く
◆「隠れ家」は定年後の人たちに必要(二拠点生活、夫婦別々の趣味・行動)
◆ 自分だけの居場所づくり(サードプレイス)
◆ 孤独を恐れず、自立した生き方を選ぶ
本書の後半では、人生を楽しむための実践法が語られています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 家族との新しい関係づくり、家族介護から社会介護へ
◆ 定年後の恋愛はプラス面とハードルがある
◆ 健康寿命が重要で、定年後も働く「アクティブシニア」が増加
◆ 日本の60代以降の人たちは「人生の黄金期」を生きている
◆ 人は場所が変わると、日常とは異なる発想をすることができる(隠れ家は「知恵袋」)
本書の魅力は、単なる人生論ではなく、「今日から何を始めればよいか」という具体的な実践方法まで踏み込んでいる点です。
お金、人間関係、健康、教養、趣味など、それぞれを独立して考えるのではなく、人生全体を俯瞰しながら、自分にとって最適な生き方を設計する視点が一貫して示されています。
私自身も定年後の働き方や学び方、読書、情報発信について日々考えていますが、本書には共感できる考え方が数多くありました。「人生100年時代」の後半戦をどう充実させるかを考えるうえで、多くの示唆を与えてくれる一冊です。
50代、60代はもちろん、これから定年を迎える方、第二の人生をより充実させたい方にぜひ読んでいただきたい、おすすめの一冊です。
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では、今日もハッピーな1日を!【4151日目】








