「世界を広げると、人生の見え方が変わる」― そんな体験を、ページをめくるたびに味わわせてくれる一冊です。

本日紹介するのは、建築士を辞め、移住先を探しながら世界100カ国以上を旅してきた旅人KAD(かど)さんが、旅先で出会った “名もなき人たち” の言葉を集めた、こちらの書籍です。

旅人KAD『世界100カ国の旅で出会った人達が教えてくれた人生で大切なこと』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

本書は、成功者の名言集でも、人生訓を押しつける自己啓発書でもありません。市場で働く人、カフェの店員、バルで隣に座った人、相部屋になった旅人―。世界の片隅で出会った、ごく普通の人たちの、ふとした一言が胸に残り、人生の軸を揺さぶってくる。そんな言葉を50個、写真とともに収めた “人生の言葉集” です。

本書は、以下の4部構成から成っています。

1.自分を解き放つ視点

2.人生を楽しむコツ 幸せの本質

3.仕事と人生の知恵

4.困難を乗り越える方法

 

本書の前半では、「こう生きなければならない」という思い込みを、やさしく外してくれる言葉が並びます。読んでいるうちに、肩の力がすっと抜けていく感覚があります。主なポイントは以下の通りです。

◆「許す」とは、相手のためではなく自分の人生のため

◆ 人生に意味を求めすぎないという自由

◆ 主役を降りることで、楽になるという発想

◆ 比較から降りた瞬間に見える世界

◆ 自分を縛っていた価値観に気づく体験

 

この本の中盤では、「幸せ」や「仕事」に対する、国や文化の違いを超えた視点が語られます。日本で当たり前だと思っていた常識が、いとも簡単にひっくり返されます。主なポイントは次の通り。

◆ 仕事中心の人生は世界のスタンダードではない

◆ 休むことを本気で大切にする文化

◆ 楽しむことに罪悪感を持たない生き方

◆ お金よりも時間を優先する価値観

◆ 人生を軽やかにするユーモアの力

 

本書の後半では、困難や悩みに直面したときの「向き合い方」が、旅先の言葉を通して描かれます。正解を示すのではなく、別の角度から光を当ててくれるのが印象的です。主なポイントは以下の通りです。

◆ 困難を「人生の一部」として受け入れる姿勢

◆ 悩みは自分を大事にしすぎているサイン

◆ 完璧を目指さないという強さ

◆ 人に頼ることを恐れない生き方

◆ 世界は思っているより優しいという実感

 

本書を読んで感じるのは、人生を変えるのは「大きな成功」や「劇的な出来事」ではなく、名前も知らない誰かの、何気ない一言なのかもしれない、ということです。
世界を旅しなくても、この本を通じて、世界の多様な価値観に触れることはできます。

日常に少し息苦しさを感じている人、「このままでいいのかな」と立ち止まっている人、
そして、もっと自由に、自分らしく生きたいと願う人に、そっと寄り添ってくれる一冊です。

人生・キャリア・生き方を考えるヒントを発信しているYouTubeチャンネル「大杉潤のYouTubeビジネススクール」でも、こうした“人生の視野を広げる本”を多数紹介しています。ぜひチャンネル登録もお願いします。

では、今日もハッピーな1日を!【3995日目】