「昭和って、こんな時代だったの!?」― 懐かしさと驚きが同時に押し寄せてくる、そんな一冊です。

本日紹介するのは、1950年東京都目黒区生まれ、和光大学人文学部芸術学科卒業。在学中、博物館学芸員資格取得実習に行った国立博物館で博物学に興味を抱く。また、ヒッピーとしてヨーロッパ各地を放浪。卒業後、約1年半の警視庁警察官勤務を経て、庶民文化における見落とされがちな風俗意匠を研究。各種パッケージ等の収集を小学校時代から継続している町田忍 さんが監修した、2025年=昭和100年という節目の年にこそ読みたい、昭和という激動の時代図解×トピックで振り返るこちらの書籍です。

町田忍 監修『眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話』(日本文芸社)

今年2025年は、昭和元年(1926年)からちょうど100年。テレビやニュースでも、令和・平成・昭和を比較する特集が増え、「良くも悪くも自由すぎた時代・昭和」が、あらためて注目されています。

本書は、昭和を実際に生きた世代には 強烈なノスタルジーを、平成・令和世代には信じられないほどのカルチャーショックを与えてくれる、 “世代を超えて楽しめる昭和図鑑” で、街・家庭・学校・職場・遊び・国家的出来事まで、昭和という時代を生活者の目線で切り取っているのが特徴です。

本書は、以下の6部構成から成っています。

1.昭和の話 街編

2.昭和の話 生活編

3.昭和の話 学校編

4.昭和の話 仕事編

5.昭和の話 遊び編

6.昭和の話 歴史編

本書の前半では、今では考えられない「昭和の日常風景」が次々と登場します。どれも笑ってしまう一方で、「昭和の常識は、令和の非常識」だと実感させられます。主なポイントは以下の通りです。

◆ 病院でも映画館でも煙もくもく、TPO無視の喫煙事情

◆ テレビは「叩けば直る」という家電との距離感

◆ 消費税が存在しなかった、うらやましすぎる時代

◆ 放送基準がゆるすぎて、今なら即アウトなテレビ番組

◆ なぜやっていたのか謎すぎる「座高測定」

 

この本の中盤では、昭和ならではの学校・仕事・遊びの文化が描かれます。効率や安全が最優先の現代と比べると、昭和はとにかく「雑で、荒くて、でもエネルギーに満ちていた時代」だったことが伝わってきます。主なポイントは次の通り。

◆ 街中が同じ髪型になるほどの空前絶後のアイドルブーム

◆ 短パン・ランニング姿が当たり前だった学校生活

◆ スリル満点、今では完全NGな公園の遊具

◆ 根性論が支配していた、長時間労働が美徳の職場

◆ 仕事も遊びも「全力」が当たり前だった昭和の空気

本書の後半では、日本の歴史を動かした昭和の大事件・大イベントも登場します。単なる懐古ではなく、「今の日本が、どこから来たのか」を理解するための貴重なヒントが詰まっています。主なポイントは以下の通りです。

◆ 感動をありがとう――1964年 東京オリンピック

◆ 高度経済成長期に日本全体を包んだ熱気

◆ テレビが一家に一台となり、生活の中心になった時代

◆ 世界に追いつき、追い越そうとした国民的エネルギー

◆ 今の日本社会につながる価値観や制度の原点

この本を読んで感じるのは、昭和という時代は、不便だったけれど、息苦しくはなかった
危なっかしいけれど、生きる実感に満ちていたということ。

世代を超えた会話のきっかけにもなり、親子・祖父母・職場の雑談にもぴったりな一冊です。「眠れなくなるほど面白い」というタイトルは、決して大げさではありません。

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では、今日もハッピーな1日を!【3987日目】