「フリーランスで食べていけるのか?」― そんな不安を、現実的な視点で受け止めてくれる一冊です。

本日紹介するのは、小売業・製造業・サービス業を経て起業し、現在は起業マーケターとして多くの独立志望者を支援している松長隆さんが著した、こちらの書籍です。

松長隆『フリーランスで一生食べていく収益事典』(ぱる出版)

本書の大きな特徴は、「夢」や「理想論」ではなく、とにかく稼ぐための現実的なロードマップに徹している点です。副業から始める人、独立を決めた人、想定外で会社を辞めることになった人 ― あらゆる立場を想定し、「今すぐ必要なお金」と「この先も続く収益」の両方をどう確保するかが語られます。

本書は、以下の5部構成から成っています。

1.収益を上げるフリーランスの5つの思考・行動

2.副業・専業で始めるための開業準備・スケジューリング

3.収益モデルに合った営業・案件の取り方

4.お客様からリピートされる業務とスキルの管理

5.これだけ知っておく経理、税金、お金の貯め方

 

本書の前半では、「フリーランスとして稼ぐ人」に共通する考え方が整理されます。主なポイントは以下の通りです。

◆ まずは「理想」より「今日明日の収入」を確保する

◆ 切羽詰まったときにやるべきは、借金ではなく即金性のある仕事

◆ 副業・専業の違いで、取るべき行動は変わる

◆ フリーランスは「自由業」ではなく「事業」

◆ 稼げる人ほど、感情より数字で判断している

 

この本の中盤では、実務に直結する内容が続きます。主なポイントは次の通りです。

◆ 収益モデルに応じた営業・案件獲得の考え方

◆ 単発で終わらせない「リピート設計」

◆ スキルは増やすより「管理」する

◆ 売上計画を立てないフリーランスは長続きしない

◆「売れる仕組み」を先につくる重要性

 

本書の後半では、お金と制度の話が具体的に語られます。主なポイントは以下の通りです。

◆ 開業前後に必要な手続きの全体像

◆ 税金・社会保険を知らずに損しないための基本

◆ フリーランスこそ経理とお金の流れを押さえる

◆ 収入が不安定でも貯められる考え方

◆ 一生食べていくための「持続可能性」の視点

 

この本を読んで感じるのは、「フリーランスは、勢いではなく設計で生きる」というメッセージです。キラキラした成功談ではなく、泥臭い現実を直視したうえで、それでも前に進むための知恵が詰まっています。副業を考えている人、独立を検討している人、そして「想定外の転機」に立たされている人にとって、心強い実用書だと感じました。

フリーランスとして長く、安定して稼ぎ続けたい方に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

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では、今日もハッピーな1日を!【3965日目】