本書のキーワードは、とても明確です。それは ―「人を動かすのは、肩書きではなく“語る力”」という考え方。
理想や数字を掲げるだけでは、人はもう動かない時代。「あの人が言うなら、信じてみよう」ー そう思わせる言葉を、自分自身の生きざまや信念を土台にして語れるかどうか。
そこに、優秀な人材が集まるか否かの分かれ道があると、著者は語ります。
本書は、以下の7部構成から成っています。
1.超一流のリーダーは本気のコミュニケーションで相手を振り向かせる
2.超一流のリーダーは本当に伝えて動かすべき「相手は誰か」から始める
3.超一流のリーダーは自分たちの「固有の強み」の伝道師である
4.超一流のリーダーは自分たちがもっとも活躍できる「舞台」に言葉を与える
5.超一流のリーダーはキーメッセージという「台本」で役になりきり相手を動かす
6.超一流のリーダーは言葉と行動でピンチをチャンスに変える
7.超一流のリーダーは組織横断でコミュニケーションを束ねる仕組みをつくる
本書の前半では、「リーダーの言葉」がなぜ人を惹きつけるのか、その本質が語られます。主なポイントは以下の通りです。
◆ 人は論理よりも「誰が語っているか」で動く
◆ リーダーは全知全能である必要はない
◆ 本気の言葉は、相手の感情に届く
◆ 伝える前に「誰を動かすのか」を明確にする
◆ 言葉には、リーダー自身の覚悟がにじみ出る
この本の中盤では、一流のリーダーたちが実践している「言葉の設計図」が解き明かされます。主なポイントは次の通り。
◆ 自分たちの「固有の強み」を言語化できている
◆ 活躍できる舞台を、言葉で定義している
◆ キーメッセージという “台本” を持っている
◆ 場面ごとに役割を演じ分けている
◆ 言葉と行動が一貫している
本書の後半では、危機対応や組織づくりにおけるコミュニケーションの力が語られます。主なポイントは以下の通りです。
◆ ピンチのときほど、リーダーの言葉が試される
◆ お詫びや説明も「語り方」で信頼は変わる
◆ 言葉は、組織文化をつくる
◆ コミュニケーションは属人化させない
◆ 組織横断で言葉を束ねる仕組みが必要
この本を読んで強く感じるのは、「優秀な人材は、条件ではなく “共鳴” で集まる」ということ。報酬や制度だけでは、人は本気でついてこない。「この人の言葉を信じたい」
「この人と一緒に未来をつくりたい」そう思わせる言葉を語れるリーダーのもとに、人は集まります。
経営者、管理職、そしてこれからリーダーになるすべての人にとって、自分自身の「言葉」と向き合うきっかけを与えてくれる一冊です。
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では、今日もハッピーな1日を!【3956日目】