書評ブログ

『キャリア迷子40代へ。 地図のない時代を生き抜くヒント: “正解探し”をやめて、自分らしい未来を描く5つの問い』

「がんばってきたのに、なぜか満たされない」――そんな違和感を抱えたまま日々を過ごす40代に向けて、“正解探し” をやめ、自分らしい未来を描くヒントを示した本があります。

本日紹介するのは、本業では製造業のサラリーマンとして働きながら、副業に挑戦し、情報発信を通じて「40代以降のサラリーマンが本業と副業の両輪で活躍し、親子ともに豊かになること」を応援している近藤芯(こんどう・しん)さんが書いたこちらの書籍です。

近藤芯『キャリア迷子40代へ。 地図のない時代を生き抜くヒント: “正解探し”をやめて、自分らしい未来を描く5つの問い』(Kindle出版)

本書は以下の7部構成から成っています。

1.違和感をごまかせなかった夜

2.「自分を知る」という最大の副業

3.キャリア未来図を描く3つの問い

4.副業・情報発信という社会実験

5.変わることは怖くない

6.あなたにもある「天才性」と「未来」

7.未来は ”決める” ものじゃなく、”つくっていく” もの

 

この本の冒頭で著者は、「正解を探すのは、もう終わりにして。“自分を問い直す力”で、新しい自分をはじめよう」と呼びかけています。

本書の前半では、「違和感をごまかせなかった夜」「『自分を知る』という最大の副業」および「キャリア未来図を描く3つの問い」において、キャリアのモヤモヤの正体を言語化し、“自己理解” という最大の副業の重要性を提示しています。主なポイントは以下の通りです。

◆「がんばっているのに満たされない」理由に気づくことが第一歩

◆ 違和感を無視せず、自分に問いかける時間を持つ

◆ 副業とは「稼ぐ手段」以前に「自分を知る手段」である

◆ 未来図を描くための3つの問いを持つことで、道が見え始める

◆「正解」ではなく「納得のキャリア」を自分でつくる視点が必要

 

この本の中盤では、「副業・情報発信という社会実験」および「変わることは怖くない」において、実際に小さな一歩を踏み出す方法を具体的に解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆ 情報発信は「自分の言葉で自分を理解する実験」である

◆ 失敗ではなく「実験」ととらえ、試してみること

◆ 小さな成功体験が、自身と継続の力になる

◆「怖さ」と向き合うことで、変化の準備が整う

◆ 変わった先に、ほんとうに自分がいる

 

本書の後半では、「あなたにもある『天才性』と『未来』」および「未来は ”決める” ものじゃなく、”つくっていく” もの」において、自分の強み(=天才性)を活かし、未来を能動的につくっていく視点を提示しています。主なポイントは以下の通りです。

◆「天才性」とは、自分にとって当たり前にできることの中にある

◆ 自分のあたりまえを価値として捉え直すことがキャリアの武器になる

◆ 未来は ”好き” と ”強み” でつくれる

◆ 小さな発見や行動が未来の選択肢を広げていく

◆「正解の人生」ではなく「納得の人生」を歩むことが大切

 

この本の締めくくりとして著者は、「未来は “決める” ものじゃなく、“つくっていく” もの」と述べています。

自分らしい働き方を模索している人、会社員としてのキャリアに違和感を抱き、副業や情報発信を通じて新しい一歩を踏み出したい人にとって、本書は “キャリア自立” の心強い伴走者となるでしょう。

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では、今日もハッピーな1日を!【3824日目】