「30年という、長いようでいて、実はとてもとても短い時間ー。でも、すべての年代に共通して言えることがあります。それは、あなたはまだまだどこへだって行けるということ。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1965年、広島県に生まれ、大学卒業後、株式会社オリエンタルランドに入社、約20年間にわたり、東京ディズニーシーやイクスピアリなどのプロジェクトの推進・運営、人材教育、マネジメントに携わり退職し、現在は「ソコリキ教育研究所」代表、「Hope&Wish公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を」代表の大住力さんが書いた、こちらの書籍です。
大住力『残り30年ジャーニー 悔いなき人生を歩むための50の教え』(KADOKAWA)
この本は、充実した人生を生きるための考え方やメソッドを伝え、人間は「生きる」という本能に戻ることがとてつもなく大切だというメッセージを発している書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.冒険前に「現在地」を見つめ直す
2.「冒険の地図」を手に入れよ
3.冒険に「必要な武器」はあなたのなかにある
4.トラブルはマジカルチャンス
5.感動的な冒険は人と人のあいだで生まれる
この本の冒頭で著者は、「残り30年の冒険を悔いのないものにしてほしい」という想いでこの本を書きました、と述べています。
本書の前半では、「冒険前に現在地を見つめ直す」について以下のポイントを紹介しています。
◆ お金は貯めたり増やしたりできるが、時間は有限であり、減るばかり
◆「あなたの mission(役割)は何ですか?」
◆ He lives in you.(答えは自分の中にある)
◆ こうありたいという未来の姿からバックキャスティングで考える
◆ 死を意識することには大きな意味がある
この本の中盤では、「冒険の地図を手に入れよ」および「冒険に必要な武器はあなたのなかにある」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 最高傑作は、Next one(何歳からでも最高傑作を作れる)
◆ 生きることは与えること、人は生かされている
◆ 複数の専門性を組み合わせれば、唯一無二の存在になる
◆ あなたがこれまで一番長く時間をかけてきたことは何ですか?
◆ 自分が持っているエネルギーを正しく使うことにフォーカスするエナジーシンキング
◆ 悔しさは挑戦への原動力
◆ 仕事を「Duty(作業)」と「Mission」に分けて考える
◆ 昼の12時にランチはしない
本書の後半では、「トラブルはマジカルチャンス」および「感動的な冒険は人と人のあいだで生まれる」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ マジカルチャンスを掴むには自分の直感を信じること
◆ 問題に直面した時は「だるま落とし」方式で解決する
◆ 楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる
◆ 大切なものほど目の前にあることに気づく
◆ Give your a step、Give your one finger、Give your a call.
◆ Pass me a salt.
◆ 人生とはプロセスそのもの
◆ したい人、10000人。始める人、100人。続ける人、1人。
◆ 早くいきたければひとりで、遠くへ行きたければみんなで行きなさい
この本の締めくくりとして著者は、ダニエル・カーネマンの「ピーク・エンドの法則」(人は過去の経験をピーク時とエンドの時の記憶だけで判定する)と、マハトマ・ガンジーの次の言葉を紹介しています。
「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。」
あなたも本書を読んで、残り30年の冒険を見据えて、不安をワクワクに変え、未来を切り開いていきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3691日目】