「バッフェットの言葉に触れることで投資に対する考え方や、正しいマネーセンスはもちろん身につきますが、それに加えて『どう生きるべきか』という太い柱も育っていくはずです。結果、金銭的、社会的成功だけでなく、精神的にもより豊かな人生を送ることができるでしょう。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1956年広島県生まれ、慶應義塾大学卒、業界紙記者などを経てフリージャーナリストとして独立、トヨタ式の実践現場などを幅広く取材、現在は成功した起業家、投資家、経営者などの研究をライフワークとしている経済・経営ジャーナリストの桑原晃弥さんが書いた、こちらの書籍です。
桑原晃弥『バフェットの投資哲学がマンガで3時間でマスターできる本』(明日香出版社)
この本は、今という厄介な時代を生きていくために、正しい金融リテラシーを身につけ、「お金に働いてもらう」ことだけでなく、お金と上手につき合うための「良き習慣」を身につけ、人として誠実に生きることを、「賢人」と呼ばれるバフェットの生き方や考え方から学ぶために書かれた本です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.長期的なものの見方と捉え方
2.損をしないための選び方
3.自分の頭で考える習慣をつける
4.大切にすべきタイミング
5.市場との向き合い方
6.人として好ましい習慣をつける
7.人とのかかわり方
8.よりよい人生を歩むための哲学
この本の冒頭で著者は、「『オマハの賢人』ウォーレン・バフェットの生きざま」について解説しています。
本書の前半では、「長期的なものの見方と捉え方」および「損をしないための選び方」について以下のポイントを説明しています。
◆ 使う金は入る金よりも少なく
◆ お金がお金を生む「複利」を使う
◆ 長期にわたって成長できる企業に投資する
◆ 10年後に生き残る商品かを考える
◆ 株価と価値の乖離が買いのチャンス
◆ 国や文化も投資の知識になる
◆ 10年後も競争力を持つ会社に投資する
◆ 未来がはっきりしていることなどない
この本の中盤では、「自分の頭で考える習慣をつける」「大切にすべきタイミング」および「市場との向き合い方」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆「予測」ではなく「企業ぼ長期的価値」を知る
◆ 儲けのチャンスは頭脳から生まれる
◆ アイデアがあるときのみ行動する(休むも相場)
◆ 投資余力があればチャンスを掴める
◆「何が」起こるかに着目する
◆ 投資は人間の心理が影響する
◆ インターネットとAIをよく理解する
◆ 低コストのインデックスファンドを時間をかけて買うのがよい
本書の後半では、「人として好ましい習慣をつける」「人とのかかわり方」および「よりよい人生を歩むための哲学」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ よい習慣は成功の大きな力になる
◆ 1日1時間を自分に使う
◆ 知識より辛抱強さと冷静さが重要
◆ 自分にとってのヒーローを持つ
◆ 人とのつながりを大切にする
◆ 確実に長くお金持ちでい続ける
◆ 周囲の環境に感謝する
◆ 信頼はお金以上に大切なもの
この本の締めくくりとして著者は、「バフェットは長い時間をかけて「成功に相応しい人間になる」努力を惜しまなかったからこそ、莫大な富を手にしただけでなく、「オマハの賢人」という尊敬すべき人物になることができた」と述べています。
あなたも本書を読んで、価値を高める努力を惜しまず豊かな人生を送っていきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3600日目】