「おひとりさまだからこそ、早めの ”準備” が必要です。」「終わりの準備だけではありません。これからの人生を実り豊かにするための準備にもなるのです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1969年生まれ、立命館大学法学部卒業後、日本総合研究所に入社、在職中にFP資格を取得、1998年独立系FPとして転身、現在は各種セミナーや講演、執筆、個人相談を中心に幅広く活躍するCFP1級ファイナンシャルプランニング技能士、がんとくらしを考える会理事、城西国際大学・経済情報学部非常勤講師を務める黒田尚子さんが書いた、こちらの専用ノートです。
黒田尚子『おひとりさまのはじめてのエンディングノート』(主婦の友社)
この本は、もしものときに困らない、迷惑をかけないための、自分らしく生きていくためのノートです。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.はじめに
2.わたしのお金
3.わたしのデジタル資産
4.わたしの健康
5.わたしの死後
この本の冒頭で著者は、「このノートの使い方6つのコツ」を次のように紹介しています。
◆ 書けそうなところから書く
◆ 日付を忘れずに
◆ 何度書き換えてもいい
◆ 書きながら出てきた書類は1カ所にまとめておく
◆ 暗証番号などは別のノートで管理
◆ このノートのありかは信頼できる人に伝える
本書の前半では、「はじめに」および「わたしのお金」について以下のポイントを説明しています。
◆ まず記入「わたしの基本情報」
◆ お金の不安は、書いて解消
◆ 預貯金・有価証券・その他金融資産・生命保険
◆ カード情報・引き落とし情報・借入金や貸付
◆ 年金
この本の中盤では、「わたしのデジタル資産」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆スマートフォン・パソコン・タブレット・インターネットプロバイダー契約
◆ デジタルデータ
◆ SNS、Webサイト
◆ モバイル決済、ポイント
本書の後半では、「わたしの健康」および「わたしの死後」ついて説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 健康情報
◆ 終末期医療:延命治療、臓器提供、献体
◆ 介護、認知症関連
◆ 葬儀・お墓・埋葬
◆ 相続・遺言、大切な人の連絡先
また、著者の黒田尚子さんの最新刊著書『終活1年目の教科書 後悔のない人生を送るための新しい終活法』(アスコム)を合わせて読むと、エンディングノートの使い方についてさらに理解が深まるのでお勧めです。
あなも本書を読んで、エンディングノートを書き、「おひとりさまピンチ」を回避していきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3471日目】