「高齢者にとっての勉強とは、これまで丈夫に生きてきたことへのご褒美として与えられたお金もかからない、最高の遊びなのです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1940年生まれ、東京大学工学部卒業、大蔵省入省、イェール大学ph.D.取得、一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを歴任、現在は一橋大学名誉教授の野口悠紀雄さんが書いた、こちらの書籍です。
野口悠紀雄『83歳、いま何より勉強が楽しい』(サンマーク出版)
この本は、高齢者の生活において、勉強が重要であることを強調し、セカンドライフ、セカンドキャリアについての新しい視点を提供している書です。
本書は以下の12部構成から成っています。
1.勉強こそ最高の贅沢
2.楽しいから勉強する。目的は要らない
3.記憶力の衰えでなく、好奇心の衰えこそが大問題
4.学び続けるために知っておくとよいこと
5.定年シンドロームに陥らないため勉強する
6.歩くことのさまざまな効用
7.講義を受けるのでなく、自分で学ぶ
8.デジタルはシニアの最強力の味方
9.ChatGPTが高齢者の世界を変える
10.ChatGPTとの会話
11.シニアのコミュニケーションはデジタルで
12.「時間旅行」という究極の楽しみ
本書の前半では、「勉強こそ最高の贅沢」「楽しいから勉強する。目的は要らない」「記憶力の衰えでなく、好奇心の衰えこそが大問題」および「学び続けるために知っておくとよいこと」について以下のポイントを説明しています。
◆ セカンドライフは人生の黄金期
◆ 目的のない「消費としての勉強」
◆ 好奇心こそ、知的作業の源泉
◆ 組織に依存せず、いつまでも働き続ける
◆ リスキリングで重要な「統計的な分析法」
この本の中盤では、「定年シンドロームに陥らないため勉強する」「歩くことのさまざまな効用」「講義を受けるのでなく、自分で学ぶ」および「デジタルはシニアの最強力の味方」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ コロナで増えた高齢者のフレイル
◆ ポジティブな感情が生活を活性化する
◆ 屋外で歩けばストレスが軽減される
◆「学んだら教える」で勉強を楽しいものに
◆ デジタルスキルで高齢者はもっと楽しめる
本書の後半では、「ChatGPTが高齢者の世界を変える」「ChatGPTとの会話」「シニアのコミュニケーションはデジタルで」および「時間旅行という究極の楽しみ」ついて説明しています。とくに共感できるポイントは以下の通りです。
◆ ChatGPTが高齢者のセカンドキャリアに影響
◆ ChatGPTを使って独学で勉強
◆ ChatGPTは高齢者の理想の対話相手
◆ Zoomなら、簡単に集まれる
◆ 同窓会で、経済状況と病気の話はしない
◆ 記憶の断片をたどる「時間旅行」
◆ 自分史とは過去の美化
◆ 自分史と社会との関連がわかる
この本の巻末には、「索引」が掲載されていて、キーワードが掲載されていた箇所がわかり、参考になります。
あなたも本書を読んで、「学びこそ最高の贅沢」という著者の勉強法を知り、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3444日目】