書評ブログ

『話し方を変えれば運はよくなる』

「運という のは、身近にいる人だけでなく、たまたま出逢った人、ときどき会う人が運んでくれることも、じゅうぶんあります。その明暗を分けるのが ”話し方” なのです。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、鹿児島県生まれ、台湾国立高雄第一科技大学修士課程修了、化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など、多くの転職経験を生かし、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌など執筆活動をしている作家写真家有川真由美さんが書いた、こちらの書籍です。

 

有川真由美『話し方を変えれば運はよくなる』(王様文庫)

 

この本は、幸運な人になるために、「話し方」を変えて、人やものごとに対する「感じ方・考え方」を変える方法を、具体的に提案している書です。

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

1.相手に寄り添いながら話すと、運はよくなる

2.雑談がうまくなると、運はよくなる

3.「ほめる人」になると、運はよくなる

4.「聞き上手」になると、運はよくなる

5.上手に自己主張すると、運はよくなる

6.運がいい人がぜったいしない話し方

7.運がいい人が使っている口ぐせ集

 

この本の冒頭で著者は、「ほんとうの幸運とは、そんな好意をもってくれた ”他力” によってもたらされるもの。そして、 ”他力” を引き出す鍵が ”話し方” なのです。」と述べています。

 

続けて「幸運な話し方」に必要な3つのことを次の通り挙げています。

1.うまく話そうとしないこと

2.無理に性格を変えようとしないこと

3.相手に好かれようとしないこと

 

本書の前半では、「相手に寄り添いながら話すと、運はよくなるおよび「雑談がうまくなると、運はよくなる」について以下のポイントを説明しています。

◆ 少しだけ、ゆっくり丁寧に話す

◆「相手が聴きたいこと」から話す

◆ 会話の中に相手の名前を散りばめる

◆ 相手の表情の変化をキャッチして、話し方を変えていく

 

◆「ひと言」足すだけで雑談になる

◆「いい質問」で会話を広げる

◆「それ、教えて!」で、心の距離が縮まる

◆「もしかして」は、どっちに転んでも盛り上がる

 

この本の中盤では、「ほめる人になると、運はよくなる」「聞き上手になると、運はよくなる」および「上手に自己主張すると、運はよくなる」について解説しています。私が共感する主なポイントは次の通りです。

◆ 幸運な人は、相手の短所も長所に変えてほめる

◆人は、ほめて期待してくれる人を裏切らない

◆「あなたのおかげ」は、最高のほめ言葉

◆ 自分の話を聞いてくれる人のことを、人は好きになる

 

◆ 聞き上手な人は、自分から「自己開示」する

◆ 感情のオウム返しが共感を生む

◆ 相手のタイプを見極めて、響くポイントを伝える

◆ 夢やほしいものを公言しておく

 

本書の後半では、「運がいい人がぜったいしない話し方および「運がいい人が使っている口ぐせ集」ついて説明しています。とくに私が共感するポイントや言葉は以下の通り。

◆ ポジティブ表現で解釈は変わる

◆ 後悔する人は、大切なものを失っている

◆ 単なる口グセが、人生に対する姿勢になる

◆「どうして」の過去より「どうしたら」の未来に目を向ける

 

◆「うれしい」「楽しい」「幸せ」「すてき」「最高」・・・

◆「きっとうまくいく!」

◆「私は運がいいな」「ツイてる!」「ラッキー!」

◆「なんとななる!」

 

あなたも本書を読んで、「幸運がやってくる話し方」に変えて、人生を好転させてみませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3427日目】