「もう、私はこのバカ騒動に耐え切れなくなった。なぜ、このことを書いているかといえば、本書は基本的に『もう耐え切れないものからは距離を置け!』ということを主張するからである。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1973年東京都生まれ、広告会社で企業のPR業務に携わり、2001年に退社、雑誌のライター、テレビ雑誌編集者、ネットニュース編集者などを経て、2020年に東京を脱出して佐賀県唐津市に移住したフリーライター、編集者の中川淳一郎さんが書いた、こちらの書籍です。
中川淳一郎『捨て去る技術 40代からのセミリタイア』(集英社インターナショナル新書)
この本は、「決別」をテーマにして、元々の著者の専門分野であるインターネットからの「決別」にはじまり、負担の少ない人生を送るための決別・捨てることについて述べている本です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.世界から離されてしまった悲しき老衰国・日本
2.マスクとの決別
3.ケチになり過ぎた惨めな日本人、コスパ・無料信仰との決別が必要
4.日本のバカ空気と競争との決別
5.人が1人いることにより人生が変わるということ
6.様々な決別 人間との決別 または、日本が終わった3日間
この本の冒頭で著者は、「セミリタイアから2年以上が過ぎたが、多くの人が60~65歳でやることを少し早くやっただけだろう。2022年には「人間関係リセット症候群」という言葉が話題になったが、やや近いか。」と述べています。
本書の前半では、「世界から離されてしまった悲しき老衰国・日本」および「マスクとの決別」について説明しています。主なポイントは以下の通り。
◆ ネットニュースの編集から外れて心底幸せだ
◆ トレンドは「コタツ記事」(有名人の発言を見出しに)
◆ ウォッチする著名人のSNSとYouTubeを決めている
◆ ネットニュースのゴールドラッシュは終わっている
◆ マスクは思想になった(マスクをしない=反社会勢力?)
◆ コロナは対策賛否により恐怖の仲違いウイルス
◆ 仲がいい人まで分断するコロナ
◆ 世界の潮流から取り残された日本のガラパゴス思考
この本の中盤では、「ケチになり過ぎた惨めな日本人、コスパ・無料信仰との決別が必要」および「日本のバカ空気と競争との決別」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ マックもダイソーも日本が安い
◆ 自分の頭で考えられず、周囲の目ばかり気にするバカだらけの国・日本
◆ 大事な人の人数を極力減らす
◆「嫌いなもの・決別したいもの」から離れる人生をいかにして得るか
◆ ネットから逃げられる人が本当の勝ち組
◆ ネットでの「匿名」の弱さ(身バレの恐怖)
◆ スマホで加速するネットへの中毒
◆ スマホを持たない利点は、「人間関係の煩わしさ」から解放されること
本書の後半では、「人が1人いることにより人生が変わるということ」および「様々な決別 人間との決別 または、日本が終わった3日間」ついて、以下のポイントを説明しています。
◆ 考えの合わない部分があったら敵
◆ ネトウヨも自称・リベラルもコロナでは行動制限・マスク・ワクチンで一致
◆ 後出しじゃんけん、ゴールを動かし続けて、場当たり発言を繰り返した専門家
◆ 父親と一緒にいた記憶のある期間は7年9カ月で人生の6分の1、関係が希薄なのも当然
◆ 会社・出世、スマホとの決別
◆ 都会もいらない(人間関係のリセット)
◆ 異なる価値観と混雑しないこと
◆ 日本との決別(日本が終わった3日間)
この本の締めくくりとして著者は、「新型コロナウイルスとやらにここまでビビって人権侵害をし自由を失わせるのはアホである」「日本が法治国家ではなく山本七平が言うところの『空気』が支配する『空治国家』である」と述べています。
あなたも本書を読んで、「捨て去る技術」を知り、40代からのセミリタイアというライフスタイルを研究してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3389日目】