「声や話し方は、本を読んだだけではミニつきません。実際に、声を出して練習することで上達していくからです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、元中部日本放送(CBC)アナウンサー、元国会議員政策担当秘書、江戸川大学非常勤講師、合同会社Confill代表の阿部恵さんが書いた、こちらの書籍です。
阿部恵『1日1トレで声も話し方も感動的に良くなる』(日本実業出版社)
この本は、誰にでもできる簡単なトレーニングで、今よりも、声も話し方も格段によくなる方法を、著者の経験やコンサルタントで得た秘訣を交えて31の簡単なトレーニングとして紹介している書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.気軽に話せる・声を出せる「マインド」をつくる
2.どんなときでも「伝わる声」を手に入れよう
3.たった8日で「話し方の悩み」を消し去ろう
4.伝わる、わかりやすい話し方を身につける
5.印象がよくなる話し方を身につける
6.見た目も大事! 話の魅せ方を身につける
この本の冒頭で著者は、本書は次のような思いを持っている人に向けて書いたと説明しています。
◆ 聞き取りやすい話し方になりたい
◆簡潔に話したい
◆ これまで本を読んだけれど、うまくならなかった
本書の前半では、「気軽に話せる・声を出せるマインドをつくる」および「どんなときでも伝わる声を手に入れよう」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 自分から声をかけることに慣れる
◆ コンビニの会計時やバスの降車時に「ありがとう」
◆ 声を出しやすいものから3ステップで挑戦
◆ 相手の話の一部をリフレイン(繰り返す)
◆ 30秒だけ音読する
◆ 笑顔をつくって話す
◆ 声のトーンを高めの「ソ」にする
◆ 語尾までしっかり言う
この本の中盤では、「たった8日で話し方の悩みを消し去ろう」および「伝わる、わかりやすい話し方を身につける」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 伝えたい言葉の前で「間」をとる
◆ 1フレース言ったら1回息を吸う
◆ 語尾を質問型にしてみる
◆ 相手を「主役」にして話す
◆「返答+一言」でちょうどいい
◆「木戸に立てかけし衣食住」を覚えておく
◆ 五感で伝えると印象に残りやすい
◆ 伝わる話が誰でもできる「PREP法」
◆ じゃぱねっとたかたのCMは「FABE技法」
◆ 1文は50文字以内に、時間は10秒以内
本書の後半では、「印象がよくなる話し方を身につける」および「見た目も大事! 話の魅せ方を身につける」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 「ゆっくりした呼吸」で話す
◆ 相手が嬉しくなる一言をつけ加える
◆ ポジティブに受ける
◆「さしすせそ」で相槌を打つ
◆ 背筋を伸ばして歩く
◆ 相手の目と目の間を見て話す
◆ ワンセンテンス・ワンパーソンで話す
◆ ジェスチャーを取り入れる
この本の締めくくりとして著者は、「1日1トレを継続することで、少しずつではあっても、必ず効果が出てきます。」と述べています。
あなたも本書を読んで、1日1トレを実践・継続することで、声や話し方を感動的に改善してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3138日目】