「本書では、こうした大きな変化の構造を、どんな経済の視点から捉えるか、その結果、どんな示唆が得られるかについて、多種多様な考察を収録している。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1951年静岡県生まれ、東京大学大学院経済学研究科教授、総合研究開発機構(NIRA)理事長、学習院大学国際社会科学部教授等を経て東京大学名誉教授、経済学博士の伊藤元重さんが書いた、こちらの書籍です。
伊藤元重『世界インフレと日本経済の未来 超円安時代を生き抜く経済学講義』(PHPビジネス新書)
この本は、日本経済が過去20年にわたる「停滞と安定」の時代が突如として終わりを告げ、「変化と不確実性」の時代へと移行しつつあることを、経済の視点から分析している書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.転換期にある日本経済
2.低迷する日本経済の成長戦略
3.進行する円安・インフレー「安い日本」への処方箋
4.日本人の給料と働き方はどうなるのか?
5.世界情勢から読み解く「グローバル経済の現在地」
6.社会を一変させる「デジタル・新サービス」
7.気候変動問題を解決するグリーン・エコノミー
この本の冒頭で著者は、「為替レートについて考えることは、金融政策、グローバル化、企業の経営課題など、色々な問題に関心を広げることになる。」と述べています。
本書の前半では、「転換期にある日本経済」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 実質実効為替レートでは「円安」はもっと前から進行していた
◆ 大きく下落した円の購買力
◆ デジタルの力が創造的破壊を生む
◆ スタートアップの重要性
この本の中盤では、「低迷する日本経済の成長戦略」および「進行する円安・インフレー安い日本への処方箋」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 失われた30年脱却には産業政策を
◆ 多くの政策手段を用意すべき
◆ 財政政策はブレーキとアクセルのバランスも
◆ 企業の設備投資、賃上げ、経済成長が大切
◆ インフレと不況に対し、財政政策と金融引き締めというミックスも
◆ 今の日本は海外資金を取り込むチャンスで空洞化の是正も
◆ 経済学の力で貧困問題の解決を
◆ 日本の教育システムの再構築が急務
本書の後半では、「日本人の給料と働き方はどうなるのか?」「世界情勢から読み解くグローバル経済の現在地」「社会を一変させるデジタル・新サービス」および「気候変動問題を解決するグリーン・エコノミー」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 内部留保だけでなく、従業員祖スキルアップ投資で生産性向上も
◆ 副業・兼業など働き方改革を
◆ サプライチェーンリスクの軽減を
◆ デジタル技術の活用を幅広い分野で
◆ デジタル田園都市構想で地域格差の是正
◆ テクノロジーが生む社会の分断
◆ インフレでPB商品が注目
◆ グリーン投資で日本経済は成長する
◆ サステナビリティは世界の常識
あなたも本書を読んで、超円安時代を生き抜く経済学を学び、お金の流れをつかんで「日本の勝機」を見つけてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3127日目】