書評ブログ

『人生をマネジメントする 1日を27時間にする方法』

「働き方改革、AI時代、コロナ禍の他にも、年金支給不足による定年制の延長、少子高齢化による外国人労働者の受け入れなどm今後の働き方は、劇的に変わらざるを得ません。」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、1968年北海道生まれで、建設会社役員税理士、大学講師、時間管理コンサルタント、セミナー講師、ビジネス書著者6つの仕事を掛け持ちするスーパーサラリーマン石川和男さんが書いた、こちらの書籍です。

 

石川和男『人生をマネジメントする 1日を27時間にする方法』(ぱる出版)

 

 

この本は、著者の実体験と、時間術に関するセミナーを実施している知見から、今後の働き方に必要な「量より質」、「時間より成果」を上げる、さまざまな仕事のコンテンツと、マインドセットについて伝えてくれる書です。

 

 

本書は以下の6部構成から成っています。

 

1.朝を制する者は、人生を制する

2.目の前の仕事に全集中する

3.メールに振り回されない方法

4.チーム全体で効率化する

5.自分の人生は、自分で選ぶ

6.夢を実現するマインドセット

 

 

この本の冒頭で著者は、「ビジネスパーソンが生き残っていくには、2つの要素が必要だと考えています。」と述べて、次の2つを挙げています。

 

◆ 仕事のスピードを上げること

◆ 心が満たされていること(=マインドセット、心の在り方)

 

 

本書の前半では、「朝を制する者は、人生を制する」および「目の前の仕事に全集中する」について解説しています。主なポイントは以下の通りです。

 

◆ 朝のゴールデンタイムには、目標実現のための行動だけをする

◆ 起きる時間とセットで、寝る時間も決める

◆ 朝は情報番組を見ないことで、ネガティブな情報を遮断する

◆ よいことを考えて睡眠の質を高め、朝時間を快適にする

 

◆ やることのすべてを1箇所にまとめて「見える化」する

◆「やることノート」にすべて書き出し、重要な仕事に集中する

◆「反芻思考」にならないように対処法を身につける

◆ 体を動かしながらやる「マルチタスク」はよい

 

 

この本の中盤では、「メールに振り回されない方法」およびチーム全体で効率化する」について、次のポイントを挙げて説明しています。

 

◆ 15分仕事術 × 4コマ分のスキマ時間を活用してメールをチェック

◆ 開いたメールはすぐ返信か返信時間を決める

◆ メールはパターンで書き、指差しで確認

◆ チームで「メール時短術」を共有する

 

◆ 社内メールでルールを決めて効率化

◆ 情報伝達の手段は柔軟に

◆ ゴールデンタイムの午前中は、全員が集中できる環境を

◆ よきリーダーはビジョンを語る

 

 

本書の後半では、「自分の人生は、自分で選ぶ」および夢を実現するマインドセット」について考察しています。主なポイントは以下の通り。

 

◆ 自分の時間は自分で選ぶ「自己管理」

◆「ラストオーダー仕事術」をスケジュールに入れる

◆ 断わる際は「心遣い」と「誠心誠意」

◆ 自分の頭で考える「ムダな時間」が大切

 

◆ カラーバス効果で「幸せになる」と決める

◆ 夢の実現には「紙に書くこと」が大切

◆ 書き出した夢を「虫の目」「鳥の目」「魚の目」の3つの目で見る

◆ 周りに自分の夢を言いふらす効果は絶大

 

 

この本の締めくくりとして著者は、「ビジネスパーソンが、この不安定な時代を生き残っていくには、2つの要素が必要です。」と繰り返しています。

 

 

すなわち、仕事のスピードを上げることと、「たいへんそう!」から「面白そう!」にマインドを変えること「マインドセット」=「心の在り方」が重要なのです。

 

 

あなたも本書を読んで、人生をマネジメントする「1日を27時間にする思考法」を学び、自分の時間を自分で管理することで得られる「幸せな人生」を実現してみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【2840日目】