自治体が出版する初の新書シリーズとして、東京郊外の個性あふれるまち・国立市(くにたちし)が手掛ける「新書」が刊行されました。
本日紹介するのは、創刊準備号として出版された、こちらの書籍です。
『国立新書創刊準備号 国立を知る ー 参加と対話を求めて』(国立市)
この本は、国立新書シリーズ発刊に向けて、国立市の紹介や用語解説、編集方針などを紹介している準備号です。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.国立新書変種会議取材記
2.国立用語解説
3.基本構想・施政方針
国立市は私が小学校1年生(当時6歳)から大学を卒業して社会人としてスタートした時(当時23歳)まで、合計18年間(1964年~1982年)住んで子供時代を過ごした故郷で、両親は今も(計56年間)暮らしている大好きなまちです。
国立市立の小学校、中学校を卒業して、都立国立高等学校に進学して3年間学びました。そうした、とても思い入れに強いまちが「新書」を創刊したと聞き、早速手に入れて読んでみました。残念ながら、書店やAmazonなどでは購入できず、国立市役所または旧国立駅舎にて販売しています。
本書の前半では、「国立新書変種会議取材記」として、次の8項目が記されています。
◆ ソーシャル・インクルージョン
◆ しなやかに生きる子どもたち
◆ 安心して暮らす
◆ まちを守る
◆ 地域活動の活力とにぎわい
◆ 文化・芸術・都市の交流
◆ 国立歴史点描
◆ 取材を終えて
とくに国立市はシティ・プロモーションの中で、「文教都市」の新しいあり方、バージョンを高めていく何かを追求していることが印象的です。
一橋大学、都立国立高等学校、桐朋学園中学・高等学校など優秀な学生が集う有名校や国立音楽大学付属小学校、通信制の高等学校であるNHK学園、お受験で有名な国立学園など、「文教都市」に相応しい一流校が集積しているまちです。
この本の中盤では、「国立用語解説」と題して、国立市のことを知る・考える上で、まず知っておきたい言葉、場所、理念などを紹介しています。主な言葉は以下の通り。
◆ 国立大学町
◆ ソーシャル・インクルージョン
◆ 平和首長会議
◆ 地域包括支援センター
◆ シニアカレッジ
◆ 天下市
◆ 北秋田市(秋田県)
◆ ルッカ市(イタリア)
◆ 文教地区指定運動
◆ 国立富士見台団地
◆ 旧国立駅舎
◆ 国立市の歌
本書の後半では、「基本構想・施政方針」が掲載されています。主な内容は以下の通りです。
◆ 第1期基本構想(昭和51年~60年度): 構想の目的「人間を大切にするまちづくり」
◆ 第5期基本構想(平成28年~令和7年度): 基本理念「人間を大切にする」
◆ 施政方針: 石塚一男、谷 清、佐伯有行、上原公子、関口博、佐藤一男、永見理夫市長
基本構想および施政方針の詳細についてはぜひ、この本を手に取ってお読みください。
本書は、「文教都市」国立の魅力がよくわかる本です。すでに国立新書シリーズはこの創刊準備号に続き、以下の第1号、第2号が刊行されています。
また、昨年2021年末に、国立市の発祥地「谷保村」の谷保駅近くに本屋・コワーキングスペース・イベントスペースの「ひらくスペース」(斉藤亮太主宰)が開業しました。
JR南武線「谷保駅」から徒歩2分に立地、専用書棚を借りる、イベントを開催するなど、さまざまな利用法があります。
私も専用書棚を借りて著書を展示しています。
国立市を拠点として、女優やファイナンシャルプランナーとして活躍する石井めぐみさんが現在、隣りの専用書棚になっています。
今回、私の新刊『定年ひとり起業マネー編』の出版を記念して、2022年4月29日(金)祝日の14時から「ひらくスペース」にてイベントを開催することになりました。「年金と資産運用とプチ起業の話」と題して、女優でファイナンシャルプランナーの石井めぐみさんと語り合います。
お時間のある方、よかったら「ひらくスペース」の応援に来ていただけたら嬉しいです。イベントの案内チラシはこちらです。QRコードより申し込み画面へ行けます。先着20名様限定ですが、このブログ公開時点(4月15日午前10:35現在)では、まだ若干名の申し込みが可能です。(いっぱいになってしまったらゴメンなさい!)
イベントで皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。
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では、今日もハッピーな1日を!【2738日目】