「世界には2種類の人がいます。ノートが好きな人と、ノートが嫌いな人です。」「私もノートが大好きです。ノートは私のあり方を、そして人生を変えてくれました。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、北海道大学経済学部卒、日本生命保険相互会社で15年勤務後、起業し、コミュニティー・プラットフォーム「信用の器 フラスコ」代表、株式会社シナジーブレイン代表取締役で、オンラインサロン『人生計画研究会』などコミュニティー運営を行う安田修さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
安田修『自分を変えるノート術』(明日香出版社)
この本は、1冊のノートによる一人合宿によって、会社を辞め、起業をして、ほとんどストレスの無い働き方を選び、収入も増え、家族円満に暮らしている著者の経験を通して、ノートをどう使ったのか、一人合宿とは何かを伝えてくれる書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.はじめに ノート1冊、30分の投資から人生は変わる!
2.手書きのノートで人生が変わる
3.ノートに書くことの効果
4.一人合宿のやり方
5.ノートの使い方【基本編】
6.ノートの使い方【テクニック編】
7.実験とベイビーステップ
8.おわりに さあ、人生を変えよう!
この本の冒頭で著者は、「ノートを使ってじっくり考えれば、新しい発想も必ず出ます。能力の問題ではなく、かける時間が重要です。」と述べています。
本書の前半では、「手書きのノートで人生が変わる」および「ノートに書くことの効果」について解説しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 天才たちもノートに書きまくっていた
◆ 成功者の多くはノートを使っている
◆ ノートで脳内にスペースを作る
◆ 企画は何かと何かの組み合わせ、全く新しいアイデアは存在しない
◆ 書いて考えて仮説を立て、それを実験する
この本の中盤では、「一人合宿のやり方」および「ノートの使い方【基本編】」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 人に会わない環境を用意して、ノートに書きながらひたすら考えるのが一人合宿
◆ 一人合宿中は、一切の雑務をしてはいけない
◆ 初心者にお勧めなのは、カフェ
◆ 持ち物はノートとペン、せいぜいフセンだけ
◆ 考えることは、①将来のビジョン、②悩んでいること、③アイデア出し・企画、④頭の整理・プレゼン準備、⑤フリーテーマ
◆ 脳が活性化するノートは手書き
◆ できるだけ1冊のノートに集約する
◆ タイトルで思考が集中する
◆ 頭の中を箇条書きで洗い出す
◆ 誰にも見せず、大量に書く、結論を出そうとしない
本書の後半では、「ノートの使い方【テクニック編】」および「実験とベイビーステップ」について、説明しています。主なポイントは次の通り。
◆ ノートはシンプルが一番
◆ マインドマップで頭の中を見える化する
◆ バレットジャーナルを活用する
◆ ポモドーロ・テクニック(30分を1単位)で時間を有効活用
◆ スケジュールは1箇所に集約する
◆ フレームワークを使いこなす
トニー・ブザンの『マインドマップ』(ダイヤモンド社)とライダー・キャロルの『バレットジャーナル』(ダイヤモンド社)はこちらの本です。
◆「思考」と「実験」のサイクルを回す
◆ ノートでPDCAを回す
◆ コミュニティやコーチの力を借りる
◆ トリガーを活用して習慣化する
◆ ベイビーステップ、まずはノートとペンを買う
この本の締めくくりとして著者は、「ノートを持って、カフェに行こう!」と呼び掛けています。そして次の通り、自らのミッションを紹介しています。
「誰もが自由で、好奇心あふれる生き方ができる世界を創る」
あなたも本書を読んで、ノートを持ってカフェに行き、一人合宿をすることにより、人生を変えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2672日目】