外国人を雇用するにあたっての基本的な知識や手続きに加え、外国人のモチベーションアップやキャリア支援を通じで企業の「戦略」にしていくまでのノウハウを説明している本があります。
本日紹介するのは、行政書士、社会保険労務士、キャリアコンサルタント、外国人雇用管理士、産業カウンセラーの常見治彦さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
常見治彦『外国人労働者を1人でも雇ったら読む本』(自由国民社)
この本は、初めて外国人を雇用する会社でも失敗しないしくみづくりを解説している書です。
本書は以下の10部構成から成っています。
1.はじめに
2.はじめに知っておきたい 外国人雇用の基礎知識
3.どんな人を採用すればいいのか 在留資格の基本知識と不法就労
4.募集~採用の流れ
5.採用に必要な雇用契約書と就労ビザの諸手続き
6.外国人労働者を受け入れる体制づくり
7.外国人雇用の労働保険・社会保険
8.ケース別 外国人労働者の雇用管理
9.外国人従業員が活躍するキャリア支援
10.外国人雇用のお役立ち情報
この本の冒頭で著者は、「外国人を雇用するときの一般的な流れ」と「外国人を雇用するときのチェックポイント」をチャート図の形で紹介しています。
続いて、外国人の雇用に関わる法制度を整理し、専門家として以下の資格者を挙げています。
◆ 行政書士(申請取次行政書士)
◆ 社会保険労務士
◆ キャリアコンサルタント
◆ 弁護士
本書の前半では、外国人雇用の基礎知識が分かりやすく整理・解説されています。主なポイントは以下の通り。
◆ 在留資格と不法就労
◆ 就労ビザの種類
◆ 在留カードのチェックポイント
◆ 募集~採用の流れ
この本の中盤では、雇用契約書と就労ビザの諸手続きについて、具体的なケースや記載例など、実践的に説明されています。詳細はぜひ本書を手に取って確認してください。
さらに本書の後半では、外国人労働者を受け入れる体制づくり、および外国人雇用の労働保険・社会保険について解説されています。主要な項目は次の通りです。
◆ 研修、コミュニケーション、日本語能力アップの支援
◆ 生活面・住宅選び、各種契約、病院探しのサポート
◆ 雇用制度・就業規則の整備
◆ 労災保険と雇用保険
◆ 健康保険と年金保険
この本の終盤では、外国人労働者の雇用管理がケース別に紹介され、キャリア支援についても具体的に説明されています。
また巻末には、「外国人雇用のお役立ち情報」が掲載されていて、国ごとの宗教、マナー、タブーなど、多くの情報が参考になります。
外国人雇用に関することならゼロから全部が分かる必携の入門・解説書で、人事・労務・総務担当者および経営者にぜひお薦めしたい一冊です。
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では、今日もハッピーな1日を!【2510日目】