書評ブログ

『通す力-GOサインを得る55のコツ』

「これから公開する『通す力』の具体例は営業マンや経営者だけでなく、入社1年目の新入社員から、管理職、ベテラン社員、役員まで、仕事をしている人たち皆さんに役立つ、一生モノのビジネススキルです。」と提唱している本があります。

 

 

本日紹介するのは、士業や各種コンサルタント、起業家を商業出版やメディア露出で支援する戦略プロデューサー 兼 コンサルタント、出版プロデューサーで、ネクストサービス株式会社代表取締役松尾昭仁さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

松尾昭仁『通す力-GOサインを得る55のコツ』(自由国民社)

 

 

この本は、プレゼンなどの場面で、いかに通すか-つまり「通す力」のノウハウ55の法則に整理して伝えてくれる書です。

 

 

 

本書は以下の4部構成から成っています。

 

 

1.はじめに

 

2.序章 「通す力」は礼儀正しくも、図々しい、に集約される

 

3.通す力 55の法則編

 

4.おわりに

 

 

 

この本の冒頭で著者は、通すための交渉力とは、相手が喜び、自分が得する方法で、そのコツは「礼儀正しく、図々しく」-この言葉に集約される、と述べています。

 

 

 

つまり、「礼儀正しく、ファースト」「図々しく、セカンド」なのです。

 

 

 

この「通す力」は、すべてリアルなビジネスの現場から著者自身がインプットし、試行錯誤を繰り返しながら、効果的なものを体系化したノウハウで、55の法則として整理・解説されています。

 

 

 

私がとくに共感し、自ら実践しているポイントは次の通りです。

 

 

◆ ゆっくり、低音で話す

 

◆ 相手に合わせて、話し方のペースを変える

 

◆ 具体的に「感謝」を口にする

 

◆ いつも「ありがとうございます」

 

 

 

◆ 明るい未来トークでクロージングする

 

◆ 共通項を見つけ出して、相手の好意を勝ち取る

 

◆ 相手の情報が欲しければ、まずは自分の情報を開示せよ

 

◆ 提案は社会的意義を伝える

 

 

 

◆ いろいろな角度からメリットを伝える

 

◆ 大切なことを伝える「間術師」になる

 

◆ カチッサー効果(理由を述べることで、要望通りに行動してもらう心理効果)を活用する

 

◆ プレゼンで一番大切なのは「タイトル」

 

 

 

◆ とにかく人の話を最後まで聞く

 

◆ 笑顔、そして適度の緊張で挑む

 

◆ プレゼン中、実物を置いておく

 

◆ 動画を有効活用する

 

 

 

この本の最後で著者は、「人間は新たに知った情報の80%を、48時間以内に忘れてしまう」ことを紹介しています。

 

 

 

しかしその一方で、新たに知った情報を48時間以内に他の人に話す、シェアすることで、逆に「80%以上も記憶に定着する」ということです。

 

 

 

私も常日頃、読んで感動したビジネス書の書評を、48時間以内にブログに公開して、Facebook や twitter に投稿し、多くの方々に伝えています。だから「本の内容をしっかり覚えている」のだと納得しました。

 

 

 

新型コロナの影響で、ビジネスのやり方が大きく変革している今、企画やプレゼンを「通す力」はますます大切になっています。

 

 

 

ビジネスのみならず、友達や家族、恋人など人間関係を有利に、そしてスムーズに進めることができる一生モノのスキルが身につく本書心から推薦します。

 

 

 

ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。

 

 

 

 

では、今日もハッピーな1日を!【2466日目】