「今のままなら、マナーを学ばなくても大丈夫です。生まれ変わりたいと思うなら、マナーを学ぶ必要があります。」と述べて、チャンスをつかめるようなビジネスマナーについて書いた本があります。
本日紹介するのは、1959年大阪府生まれ、早稲田大学第一文学部演劇科を卒業、博報堂に入社し、CMプランナーとしてテレビ、ラジオCMの企画・演出をしたのち、1991年に独立して中谷彰宏事務所を設立、ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで多岐にわたるジャンルで多くのベストセラー、ロングセラーを送り出して、「中谷塾」の運営も行っている中谷彰宏さんが書いた、こちらの書籍です。
中谷彰宏『チャンスをつかめる人のビジネスマナー』(きずな出版)
この本は、次の3人のために書かれています。
◆ チャンスを掴みたい人
◆ 自分がどこでしくじったか、わからない人
◆ 格上の人と知り合いたい人
本書は以下の9部構成から成り、全部で67のビジネスマナーについてのポイントが記されています。
1.はじめに マナーは、しなければならないことではない。なりたい自分がすることだ。
2.チームに誘われる時間のマナー
3.名前を覚えてもらえる挨拶のマナー
4.質問と電話で試される話し方のマナー
5.自分をレベルアップさせる格上のマナー
6.じつは失敗しているアウトノマナー
7.どんな状況にも対応できるリスペクトのマナー
8.一生つきあいたいと思われる最上級のマナー
9.「知識がない」より、「マナーがない」で、チャンスを失う。
この本の冒頭で著者は、「今のマナーのままでは、なりたい自分のグループに入ることはできません。」と述べて、「お客様」は、お金で買うことができる、「学ぶ人」は、マナーがないと教えてもらえません、とポイントを説明しています。
「マナー」の「マナ」は、「学び」の「マナ」なのです。
続いて、チームに誘われる時間のマナーとして、以下のポイントを挙げています。
◆ 仲間が稼いだ時間を、自分でムダにしない
◆ キレイさよりスピードを優先する
◆ 相手より、遅く歩かない
◆ メンバーが揃ったら、時間より前に始める
次に、名前を覚えてもらえる挨拶のマナーを紹介しています。私が共感するポイントは以下の通り。
◆ 相手よりきちんとした服装でいる
◆ 挨拶の冒頭は、お礼からする
◆ 開宴時間ではなく、開場時間に行く
◆ 紹介されるより、紹介する
本書の中盤では、質問と電話のマナー、自分をレベルアップする「格上のマナー」について記されています。ポイントは次の通り。
◆ いつでも質問を出せるようにしておく
◆ リズム感をアップテンポにする
◆ 気配りをされていることに、気づく
◆ 用件をメールの3行以内に書く
この本の後半では、実は失敗している「アウトのマナー」や「リスペクトのマナー」を以下の通り、指摘しています。
◆ 相手が必要なところだけ伝える
◆ 明るくお詫びする
◆ ノックはドアの上の方を叩く
◆ 人とモノと歴史にリスペクトを持つ
本書の最後では、一生つきあいたいと思われる「最上級のマナー」を次の通り、紹介しています。
◆ ムダになる準備をしておく
◆ マナーのない人に、ムッとしない
◆ 自分より、格上の人からマナーを学ぶ
◆ 自分が苦しい時に、助けよう
この本の締め括りとして著者は、「知識がない」より「マナーがない」で、チャンスを失う、と述べています。
あなたも本書を読んで、チャンスをつかめる「ビジネスマナー」を学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!