「平凡な人でも望みさえすれば、自分の好きな仕事で稼ぐことができる」と述べて、「ビジネスユーチーバー」という遊ぶように働く、働きながら遊ぶ生き方を提唱している本があります。
本日紹介するのは、1980年東京生まれ、東証一部sler企業にてシステムエンジニアを経験、その後人材会社にて求人広告営業、ベンチャー企業の転職コンサルタント、大手アフィリエイトサービスプロバイダーにて広告営業に従事し、2017年に設立した株式会社BUUNO代表取締役兼ユーチューバーの畠中伸正さんが書いた、こちらの書籍です。
畠中伸正『いつも逃げ出すように転職を繰り返してきた僕が3億円稼ぐようになった方法』(総合法令出版)
この本は、YouTubeをマネタイズの手段として捉え、ビジネスユーチューバーという働き方で、具体的に稼ぐ方法を伝えてくれる書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.はじめに
2.YouTubeは世界一ハードルが低いビジネス
3.「したいこと」「好きなこと」が人もお金も集める
4.自分が「面白い!」と思うものを発信する~誰でもできるコンテンツの作り方
5.人がビジネスを加速させる
6.YouTubeがお金を生み出す
7.おわりに
この本の冒頭で著者は、お金も人も明るくて、前向きで、楽しい人のところに集まる、と述べています。さらに言うと、「好きなことに没頭して幸せを感じている人」のところに集まります、と説明しています。
だから、お金を得たいと思ったら、「楽しいこと」「好きなこと」に取り組むべきなのです、と本書では提唱しています。
続いて、「したいこと」「好きなこと」に取り組むYouTubeは「世界一ハードルが低いビジネス」である理由とポイントを以下の通り解説しています。
◆ まずは自分自身を幸せでいっぱいに満たすことが、人を楽しませることにつながる
◆「できること」より「したいこと」が大事、「したいこと」で未来を創れる時代
◆ 人は「スゴイ人」よりポジティブな人に惹かれる
◆ ポジティブな姿勢を発信してさえいれば、ファンはついてきてくれる
◆「仲間」とは「ファン」であり、「ファン」とは「仲間」
◆ お金を運んできてくれるのはファンである
◆ YouTubeの動画を本筋のビジネスの “ 呼び水 ” として活用する
◆ メインとなる発信はYouTubeを舞台とした「動画」
◆ YouTubeを始めて最初の3カ月の初速が大切
◆ YouTubeを始めて半年後には「チャンネル登録1000突破」を目指す
◆「チャンネル登録1000」を超えた先には、違う次元の世界が広がっている
◆ ユーチューバーとして活動するとPDCAを回す感覚で自分を改善できる
さらにYouTubeのメリットとして、次の4点を挙げています。
1.簡単
2.初期投資不要
3.人柄が伝わる
4.続けるだけでバズりやすい
とくに最後に上げた点を重要で、動画とは “ 働き者 ” で「アップしておくだけ」で再生回数を稼ぎ出してくれる性質がある、と著者は言います。
つまり、“ ほったらかし ” にしておいてもバズる可能性が非常に高く、これを著者は「動画に働いてもらう」と呼んでいます。よく投資家が投資の本質を「お金に働いてもらう」と形容するのと同じです。
そうなるポイントとして本書では、以下の4点を挙げて、ビジネスYouTubeを薦めています。
◆ 悩む前に始める!
◆「最初の21日」で動画投稿を習慣にする
◆ 理想は1日1回投稿、理由はファンのためだから
◆ 止めてくる人(=ドリームキラー)とは距離を置け
この本の中盤では、コンテンツの作り方について、次のポイントを解説しています。
◆ 誠実に、嘘をつかず、テーマに関する情報発信をする
◆ 鉄板コンンテンツは、①検証系(商品レビュー)、②教える系(専門情報)、③旅・名所系、④乗り物系、⑤メシ系、⑥動物&赤ちゃん系、⑦ゲーム系
◆ 動画には必ず「答え」を用意する
◆ 動画のタイトルは万人の興味をそそる言葉を入れる
続いて、「人がビジネスを加速させる」ことを、「ファン論」として、以下の通り説明しています。
◆ 同じ感覚の人に「共感」してもらう
◆ SNS、リアルを使い分けて交流する
◆ 「えこひいき」はファン全体を幸せにする
◆ アンチは無視一択
◆ 困っている時は遠慮なくヘルプを求める
本書の最後で著者は、YouTubeがお金を生み出す仕組み、すなわち具体的な稼ぎ方を記載しています。ポイントは次の通り。
◆「稼ぐ」とは、誰かを喜ばせること
◆ お金とは自分で生み出していくもの、勝ち取っていくもの
◆ キャッシュポイントは訓練次第でいくらでも見つかる
◆ 稼ぎやすいのは、少数精鋭・高単価
◆ 稼ぎ方情報を集め、副業・複業から始める
最後に著者は、YouTubeを使ってお金を稼ぐ7つの方法を以下の通り紹介しています。
1.セミナー(勉強会)を主催する
2.ワークショップを主催する
3.パーソナルレッスンを主催する
4.「ガイド」となって案内する
5.買い物同行サービス(ファッションアドバイザー)を提供する
6.飲み会(お茶会)を主催する
7.さらにコアなファンに向けて、高額商品・サービスを用意する
この本の締め括りとして著者は、「YouTubeに動画を配信するときは、『楽しんでやること』が何より大事です。」と述べています。
人は、ワクワクを見つけると、無条件に寄ってきてくれるという性質があるからです。
「個人がファンを集めることができる時代」、それは「個人が自分の個性を磨いて、輝くことができる時代」だと本書では提唱しています。
あなたもこの本を読んで、世界一ハードルが低い人生の変え方である「ビジネスYouTube」について学び、実践してみませんか。
2020年3月23日に、YouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』【第42回】YouTubeをビジネスとして実践する方法、にて紹介しています。
毎日1冊、ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。
では、今日もハッピーな1日を!