「ロングブレスを続けていくと、『吐けばボケない、吐けば歩ける、吐けば痩せる』の言葉通り、日に日に活力がよみがえってくることが実感できるはずです。」と述べて、シニア世代に向けたロングブレス、ロングブレスと組み合わせてできる体操を紹介している本があります。
本日紹介するのは、1957年兵庫県生まれ、高校時代は野球部で甲子園大会にも出場し、肘の故障で野球を断念した後にレコード会社のオーディションの合格して歌手デビュー、さらにNHK連続テレビ小説に出演するなど、テレビドラマ、映画、舞台、CMなど幅広く活躍している美木良介さんが書いた、こちらの書籍です。
美木良介『DVDでよくわかる! 120歳まで生きるロングブレス』(幻冬舎)
この本は、「長い息」こそ「長生き」の秘訣と説き、「120歳まで生きる」をテーマに、「呼吸を変えれば、人生が変わる!」ということを、著者の美木良介さんが自らの体験から考案した「ロングブレス」という呼吸法を基本としたエクササイズを紹介・解説している書です。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.120歳まで生きる: 基本のロングブレス
2.120歳まで健康: ロングブレス体操
3.120歳まで歩く: ロングブレストレーニング
4.120歳まで元気: “ 酵素ファースト ” 食事法のススメ
この本の冒頭で著者は、基本の呼吸法をベースにすれば、ロングブレスを自然にマスターできる、として、次の2つの基本の呼吸法を紹介しています。
◆ 丹田を意識して呼吸する
◆ 肋骨と腰骨の間をまっすぐ伸ばして呼吸する
そして、その状態で「強く深い呼吸ができる」ことが大切だ、と説明しています。
この基本の呼吸法は、毎日2分間でもOKで、毎日続けることで人生が変わるような効果が期待できる、と述べています。
続いて、シニア向けに開発した「ロングブレス体操」を紹介していて、これは全身にくまなく酸素を行き渡らせ、インナーマッスルを鍛えるもので、座ったままでも行えるエクササイズです。
この体操をロングブレスと組み合わせて行うことで、筋肉をほぐし、血管を活性化し、凝り固まって縮こまった肩や腰周りをしなやかにします。
本書の後半では、一生元気に歩くためのトレーニングで、次の5つの筋肉を集中トレーニングで鍛えるものです。
◆ 腸腰筋
◆ 大腿四頭筋
◆ ふくらはぎのヒラメ筋
◆ 大臀筋
◆ 中臀筋
エクササイズは、写真とイラスト・解説付きで分かりやすく紹介されていますが、それぞれのエクササイズでどの筋肉を鍛えるのかを意識し、筋肉の位置を確認しながら動かすことが大切だそうです。
歩けなくなった人が「歩く力」を取り戻すエクササイズも解説されていて、「もう歩けない」「歩く力がない」と思っていても、立つことができれば歩けるようになる可能性がある、と著者は言います。
ポイントは、「腕振り」と「脚踏み」、そして「バランス力」です。
この本の最後で著者は、120歳まで元気でいるための“ 酵素ファースト ” 食事法について説明しています。
生のフルーツ、生野菜、発酵食品(チーズ、納豆、味噌)などを積極的に食べることを勧めています。
食事では、過食、偏食は厳禁で、酵素のバランスを重視し、ロングブレスで体を温めて、酵素の働きを活性化しよう、と提唱しています。
ロングブレスや本書で紹介したエクササイズは、フレイルやサルコペニアという加齢によって生じる「弱ってしまう状態」を防ぐ効果があり、120歳まで元気に生きることを実現できる、と著者は言います。
また本書には、付属のDVDもあるので、自分でエクササイズを行うことができます。
作家で元東京都知事の石原慎太郎さんも、「美木さんに命を預けます」と言って、ロングブレスとトレーニングで、脳梗塞の後遺症から回復して元気に歩けるようになりました。
あなたも本書を読んで、120歳まで生きるロングブレスや健康長寿を実現するエクササイズを学び、実践してみませんか。
2020年3月8日に、YouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』【第27回】120歳まで生きる健康法「ロングブレス」とは?、にて紹介しました。
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では、今日もハッピーな1日を!