「一人暮らしと聞くと、何やら『孤独』で寂しいものと短絡的にとらえる人がいますが、そう限定して考える必要はありません。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1947年生まれ、早稲田大学法学部卒業後、松下電器産業(現・パナソニック)に入社、1973年退職の翌年、『風薫る』で漫画家デビューし、その後『人間交差点』『課長 島耕作』などで数々の賞を受賞し、中高年の生き方に関する著書も多い、弘兼憲史さんが書いた、こちらの書籍です。
弘兼憲史『一人暮らしパラダイス ~ 弘兼流熟年世代の「第二の人生」』(大和書房)
この本は、一人暮らしを実践している著者なりに考える、一人暮らしを楽しくさせるコツのようなものを伝授してくれる書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.老いたら拒まず、でも従わず
2.嫌われない、無理をしない、引きこもらない
3.気ままな暮らしのコツ、そしてひと手間
4.「家族」からおだやかに卒業する
5.近づく「黄昏」を恐れることはない
この本の冒頭で著者は、「とくに年齢を重ねたら、一人暮らしは気楽で楽しいものです。何ごとにも煩わされることはないし、誰にも縛られない解放感があります。」と述べています。
本書の前半では、「老いたら拒まず、でも従わず」について以下のポイントを説明しています。
◆「こだわり」は、あくまで自分だけのもの
◆「自分らしさ」に悩むのはバカらしい
◆ アンチエイジングなんてしても大差はない
◆ 欲深さはあなたを惨めにするだけ
この本の中盤では、「嫌われない、無理をしない、引きこもらない」および「気ままな暮らしのコツ、そしてひと手間」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ この歳でできないことは、「もうやらなくていいこと」
◆ 知らない道を歩く
◆ 料理の段取りで、脳も財布も得をする
◆ 一人暮らしの準備は早いに越したことはない
◆ 一人暮らしを豊かにするゆるいつながり
本書の後半では、「家族からおだやかに卒業する」および「近づく黄昏を恐れることはない」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 子どもにお金を残さない、見返りも求めない
◆ 離婚ではなく、「卒婚」という選択肢
◆ 延命治療の意思だけははっきりと
◆ 男は妻との死別に弱い生きもの
◆ 孤立しないための「止まり木」をつくる
あなたも本書を読んで、会社、家族から離れても、無理なくうまくいく考え方を学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3573日目】