「旧石器時代の食生活に戻ってみよう!」と呼びかけ、糖質制限をしても「高脂質」が欠けてしまうと体重が落ちなくなり、体調にもよくない、と提唱している本があります。
本日紹介するのは、サンフランシスコの自転車メーカーであるリーベンデールの設立者で、米ブリヂストン社の元マーケティングディレクターでライターのグラント・ピーターセンが書いて、ビジネスプロデューサーの金森重樹さんが監訳した、こちらの書籍です。
グラント・ピーターセン著・金森重樹 監訳『【増補完全版】まさか!の高脂質食ダイエット~本当にやせる「糖質制限2.0」』(きずな出版)
この本は、「あなたがやっているダイエットがいつまで経ってもうまくいかないのはなぜか」を説明し、栄養豊富な脂質を食べること、強度の高い運動を一気に行うことがなぜ効果的なダイエットになるのかについて解説している書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.なぜ糖質を断ち、脂質を摂るべきなのか
2.食べてもいいもの、食べてはいけないもの
3.本当に効果がある運動のやり方
4.ケトルベルで体の脂肪を燃やせ!
5.病気を防ぐために知るべき体の仕組み
6.食習慣を変えるための思考と行動
この本の冒頭で著者は、以下の3つの重要なポイントについて説明しています。
◆ インスリンを下げればあなたは救われる
◆ 脂質は友だちだ
◆ 余分な体脂肪の原因は炭水化物の摂りすぎ、カロリーオーバーでも運動不足でもない
次に著者は「炭水化物が諸悪の根源」と述べています。体に最も悪いのは、キャンディーやクッキーや炭酸飲料に入っている上白糖、そして精白パンやお洒落な菓子に使われる、精製された炭水化物、ということです。
この本では、食べるべきものやその食べ方が具体的に書かれていて参考になります。基本は、「炭水化物を減らし、脂質を増やし、激しい食欲を抑えるのが正しいやり方」だそうです。
本書の中盤では、運動のやり方を解説しています。本当に効果のある運動は1日7分でできる、というのが著者の主張で、そのほかにも常識として言われていることを批判していて、興味深く読めます。
ストレッチもジョギングも長くやる必要はなく、筋肉を燃焼する数分しかできないようなきついエクササイズとウォーキングを組み合わせることを勧めています。
そのほか具体的な運動について詳しく説明しているので、興味ある方はぜひ、この本を手に取ってお読みください。
後半にもう一度、高脂質ダイエットのエッセンスが書かれていて、糖質をカットしないと体脂肪は燃えない、というのが原理原則です。
この本の最後で著者は、食習慣を変えるための思考と行動を以下の通り、整理しています。
◆ 太っていても幸せになれるが、健康になれない
◆ 10代こそ炭水化物を減らそう
◆ 時計を基準にするのではなく、お腹の空き具合に応じて食事を用意しよう
巻末には、付録として、「脂質たっぷりレシピ集」と「もっと知りたいあなたへのデータベース」が掲載されています。
あなたも本書を読んで、本当にやせる「糖質制限2.0」である高脂質ダイエットを学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!