「60年余りにわたり、会社経営の経験を重ねてきた末に私がたどり着いた答えは、会社経営もまた、社員の『幸せ』を図りながら、世の中にできる限りの貢献をするために存在するのだ」と述べている本があります。
本日紹介するのは、数々の経営に関する賞を受賞している長野県のかんてんぱぱで有名な伊那食品工業株式会社の最高顧問である塚越寛さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
塚越寛『末広がりのいい会社をつくる 人も社会も幸せになる年輪経営』(サンクチュアリ出版)
この本は、人も社会も幸せになる「年輪経営」を提唱してきた著者の塚越さんの集大成とも言うべき経営の教科書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.まえがき あらためて、中小企業のあり方を考える
2.「いい会社」をめざして ~ 会社経営の目的 ~
3.年輪経営でみんなハッピー ~「いい会社」の使命 ~
4.遠きをはかる経営 ~ 永続のための絶えざる種まき ~
5.「忘己利他」こそ、人生のあるべき姿 ~ 幸せに向かう生き方 ~
6.あとがき ぶれずに理念を伝え続けた60年
この本の冒頭で著者は、あらゆる会社に共通する経営の目的は「みんなハッピー」なのだと考えます、と述べています。
そして、「経営者は社員の幸せのために心を砕くべきです。」と説いています。
つまり、著者が掲げる「年輪経営」のコンセプトは「会社が売上や利益を求める最大の理由は、社員を幸せにし、それによって間接的に社会に貢献するため」というものです。
本書は著者の塚越さんの経営の集大成として、「いい会社をつくる」ための基本的な考え方や経営理念を整理して伝えるものです。
私が共感する主なポイントを以下に挙げておきます。
◆ 健康こそ幸せの源
◆ 「ぶれない経営」が会社の「信用」を生む
◆ 「快適さ」は職場づくりの大切なキーワード
◆ 経営者に求められる第一の能力は「社員のモチベーションアップ」
◆ 年輪経営の要はバランス
◆ 真の会社の成長とは「社員一人ひとりの人間的成長の総和」
◆ 「四方よし」を旨とする
◆ 永続の秘訣「ファンづくり」
◆ 「いい老舗」は経営の手本
◆ 「忘己利他」こそ、人生のあるべき姿
この本は、トヨタ自動車の豊田章男社長も「経営の教科書」と呼ぶほど、多くの経営者に影響を与える書です。
豊田社長はさらに、著者の経営理念である「年輪経営」に共感し、「ブレない強さ」を学んだ、と述べています。
あなたも本書を読んで、人も社会も幸せになる「年輪経営」について学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!