書評ブログ

『残業ゼロのノート術』

「残業をゼロにするだけで、あなたじゃ年間20日分の自由な時間を手にすることができる」と提唱している本があります。

 

 

本日紹介するのは、建設会社総務経理担当部長、大学講師、時間管理コンサルタント、セミナー講師、税理士、ビジネス書作家と、6つの仕事を掛け持ちするスーパーサラリーマン石川和男さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

石川和男『残業ゼロのノート術』(きずな出版)

 

 

この本は、「やることノート」の具体的なつくり方、書き方を伝え、それに基づいた仕事術を紹介して、それを実践して習慣化することによって、あなたの残業をゼロにするために書かれたものです。

 

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

 

1.あなたは年間20日間を残業でつぶしている

 

2.あなたを悩ます残業の原因

 

3.残業をなくす「やることノート」

 

4.残業をゼロにする時間の使い方

 

5.自分もチームも残業させない仕事術

 

6.仕事を加速させる「目標」の威力

 

7.「やることノート」の原点は夢だった

 

 

 

この本の冒頭で著者は、「人は生涯で1~2年を残業に費やす」と指摘しています。

 

 

月40時間(平日は毎日2時間の残業、月20日間勤務)が平均的な残業時間として、私たちは知らないうちに、人生の中の1年あるいは2年もの時間を残業に費やしてしまっている、ということです。

 

 

続いて、複業時代に向けて、残業をしない働き方を今から身に付けることが大切だ、と著者は述べています。

 

 

そして著者の経験から、残業をゼロにすることに最も貢献したのが「ノート術」だった、ということです。

 

 

その「ノート術」とは、ひと言で言えば、「やることを書き出すだけ」で、これを著者は「やることノート」と呼んでいます。

 

 

 

それではなぜ、付箋ではなくノートに書き出すのでしょうか?著者は付箋の「4つのデメリット」を以下のように挙げ、ノートを推奨しています。

 

 

◆目につき過ぎる

 

◆ 気にならなくなるリスクがある

 

◆ 過去の振り返りができない

 

◆ そのタスクの期限が分かりにくい

 

 

 

また、「〆切があなたの残業を消す」と著者は述べていて、すべての作業に「〆切」を設けることを推奨しています。

 

 

 

さらに、仕事を細分化し、それぞれに細かく〆切を設けることを提唱しています。

 

 

 

ポイントは、以下のようなことを徹底することです。

 

 

◆ すべてを書き出し、脳の負担を減らす

 

◆ 15分ごとに自分の仕事が予定通りに進んでいるのかをしっかりチェックする

 

◆ ピンチこそチャンス、危険な案件は人を成長させる

 

◆ 全ての情報をノートにまとめ、「このノート1冊だけを読めば仕事は大丈夫だ」という状態にする

 

 

 

この本の最後の2章では、仕事を加速させる「目標」の威力と、夢をかなえることの大切さを解説しています。

 

 

そして、夢をかなえられる人とは、緊急ではないことにコミットできる人のことを指す、と述べていて、夢を先延ばしにしないための「4つの技法」を次の通り挙げています。

 

 

◆ 17時になったら強制的に勉強を始める

 

◆ スケジュールに入れてしまう

 

◆ 昼休みを利用する

 

◆ 朝の時間を活用する

 

 

そして最後に、「夢に〆切を設けているか」と問いかけています。

 

 

 

この本は、ノート術を駆使して残業をゼロにするためのノウハウが詰め込まれていますが、実は「夢をかなえる」という、人生の大きなテーマに関する本でもあります。

 

 

あなたの人生を変えることになる一冊として、ぜひお薦めしたい本です。

 

 

あなたも本書を読んで、6足のわらじを履く現役スーパーサラリーマンの「自分の時間を増やす技術」を学んでみませんか。

 

 

 

速読法・多読法が身につくレポート 『年間300冊ビジネス書速読法「7つのポイント」』 (定価 9,990円)を、こちらのサイトにて販売しています。

 

https://tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000049956

 

 

 

 

 

2018年11月11日に発刊された大杉潤の新規メルマガ『ビジネス書10000冊から』への登録は、以下のリンクをクリックしてください!

 

 

https://tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000049956