「ビジネスを成功させるのも、広げるのも『人』です。この『人』と『人』のつながりから、すべてが生まれます。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1960年大阪生まれ、立命館大学法学部法学科を卒業、千趣会に入社して新商品・新規事業を担当したのち、父親の会社に入社して包帯パンツを開発して独立した野木志郎さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
野木志郎『日本の小さなパンツ屋が世界の一流に愛される理由』(あさ出版)
この本は、仕事は絶対にひとりではできないため、周りの人に助けられながら努力を重ねていくわけですが、「周りの人とどうやってつながっていき、信頼関係を構築していくのか。そしてどうやってそのつながりを広げていくのか」について述べている書です。
本書は以下の2部構成と4つのコラムから成っています。
1.ヒトとつながる
2.コトを広げる
◆ 即行動と情熱から生まれたありがたいつながり
◆ 「夢」は1000回唱え、「大ボラ」として3回吹く
◆ 知ったかぶりはほんとにダメ
◆ 大失敗の包帯計画
この本の冒頭で著者は、その「人」に魅力があり、信頼ができ、可愛げがあるとしたら、どうでしょう?つながってみたいと思いませんか?と問いかけています。
この本にはそんな「人」に愛される、魅力があり、信頼でき、可愛げのある「人」になるためのノウハウが詰まっている、と著者は述べています。
著者の野木さんが人生で一番尊敬する師匠は、大阪に本社のある通販会社・千趣会勤務時代に職場の上司だった西守進さんです。
その西守さんが教えてくれた「人間関係のイロハ」が著者の人格形成の基礎を作っていて、のちのビジネスで「人」のつながりによって大きく花開いた理由だそうです。
それを本書には「30のしかけ」として整理されています。ポイントは以下の通り。
◆ ペンと箸の持ち方から人間関係が始まる
◆ 知っていても知らないフリで相手が喜ぶツボの質問をする
◆ 自分の失敗談をさらけ出して親近感を持ってもらう
◆ 信頼できる人の「フィルター」を通すほどつながりは強くなる
◆ 大事なヒトとの出会いを取り持つのは大事にしているモノ
◆ その人に興味を持てなければその先の人ともつながれない
◆ お礼は取り替えのきかない言葉で!
◆ 今こうしたいと思った直感は、絶対に実を結ぶ
◆ とにかく真面目にコツコツやっていれば、真心は必ず相手に伝わる
◆ 「キラー質問」で人のこだわりをズバリ聞く
◆ 情熱は人と人をつなげる
◆ 仁義を尽くせば相手の心に必ず響く!
◆ 利他の精神を実践する人のもとには、人が集まる
◆ 言霊の力:「夢」は1,000回唱え、「大ボラ」として3回吹く
◆ 質問攻めが書いてとの距離を縮め、アイデアを生み出す
◆ 時の試練に耐え、余計なものを削ぎ落し、研ぎ澄まされてゆく
◆ 名刺を持つよりネタを持て
◆ 儲けようとするのではなく、お客さんが一番喜ぶことをする
◆ 「心が震える」ことをやりながら「一歩を踏み出す」筋肉が鍛えられるなら、一石二鳥
◆ 完璧よりツッコミどころのあるチャレンジがいい
◆ 相手の心をつかむのは「モノ」+「モノ語り」
◆ 迷ったら、やるっ!
◆ 人生100年時代に「柱」は絶対必要
◆ 「柱」とは、情熱を一生持ち続けられるもの
◆ 大切なのは「すがる」ことではなく「燃える」こと
この本は、小さなパンツ屋が大事にしている30の教訓を、エピソード満載の「小噺」として披露したものです。
ほんとうに読みやすくビジネスの要諦が書いてあり、「ビジネス書が苦手」という経営者や事業家にはとくにお薦めです。
あなたも本書を読んで、ビジネスを大きく伸ばす「人」と「人」のつながりについて、深く学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!