「私は特別な、選ばれし人間ではない。誰もが役割を持っていて、私はたまたま、それに早く気がづくことができた、ただそれだけだ。」と述べて、最高のアートを描くための仕事の流儀を公開した本があります。
本日紹介するのは、1984年長野県坂城町に生まれ、幼少期より自然豊かな環境で育って、女子美術大学短期大学部へ入学して銅版画の制作を開始、さらにプロとしてアクリル画や焼き物への絵付けなどを手がける現代アーティストの小松美羽さんが書いた、こちらの書籍です。
小松美羽『世界の中で自分の役割を見つけることー最高のアートを描くための仕事の流儀』(ダイヤモンド社)
この本は、著者の「これまで」を振り返るための本ではなく、あなたの「これから」を、著者の「これまで」を通じて見つけていただくための本だ、ということです。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.つながるためのアート 「天地の守護獣」と大和力
2.アートの原点 山伏さまとメタセコイアの夢
3.「自分の心」を超えていけ 「四十九日」までの日々
4.大和力を、世界へ 出雲大社に授かった「新・風土記」
5.未来のためのアート 「遺跡の門番」と自分の役割
この本の冒頭で著者は、「アートもコミュニケーションツールである」と述べています。アートとは、誰にとっても必要で、誰もの魂を癒し、生命が魂でつながるための「道具」だ、ということです。
この本で著者は、「つながるためのアート」として、ニューヨーク、イギリス、フランス、香港、台湾、シンガポールのほか、イスラエルやタイでの教えについても記しています。
とくに大英博物館のキュレーターとの出会いや、「天地の守護犬」という有田焼とコラボした作品が収蔵されるエピソードは心打たれます。
その他、本書では以下のようなことを著者は提起しています。
◆ 世界に通じる大和力
◆ 感じる心を大切に
◆ 銅版画の「四十九日」
◆ 伊勢神宮と出雲大社
◆ 可能性は「出会い」で広がる
◆ 信頼は「現地」で生まれる
◆ 「三年周期」で進めていく画家人生
◆ メディアで取り上げられることはチャンス
◆ 神社のようなアート
◆ アートに国境はない
また先日、日本橋三越で2週間開催、開催された『小松美羽展』を私も見てきましたが、作品の数々は凄い迫力で、強いメッセージが伝わってきました。多くの来場者の方々も感動に包まれていて、ほんとうに印象的な個展でした。
会場では、出口付近にて、この書籍のほか写真集の販売や着物作品の展示も行われていました。
あなたも本書を読んで、「世界の中で自分の役割」を見つけてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!