「オンラインサロンを通して、今まで出会えなかった人とつながり、そのなかで自分らしい “ 仕事や仲間 ” をつくる練習をする。そして今の職場でも使える “ 武器 ” を手に入れたり、好きな分野で “ 副業 ” したり、新しい “ 活躍の場 ” を複数つくることができる」と、提唱し、オンラインサロンを「使いこなす」方法を紹介している本があります。
本日紹介するのは、広告・イベント会社勤務を経て独立し、日本で唯一のオンラインサロン運営を専門としている株式会社女子マネの代表取締役である中里桃子さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
中里桃子『副業・人脈・好きなこと 人生が変わる「オンラインサロン」超活用術』(PHP研究所)
この本は、オンラインサロンの運営をサポートする仕事をしている著者が、学んだことが活かせなかったり、転職をしても、お金にも会社での活躍にもつながらなかった人たちに対して、オンラインサロンを活用して、目に見えない壁を超えるための具体的なステップを詳細に紹介している書です。
本書は、その「3つのステップ」を柱として、以下の3部構成から成っています。
1.オンラインサロンを使いこなす
2.影響力を発揮する
3.お金を稼ぐ
この本の最初で著者は、オンラインサロンとは、「月額数千円から入会できるネット上のコミュニティ」と説明しています。
そして、まずオンラインサロンをユーザーとして使いこなせるようになる方法を解説しています。
オンラインサロンを使いこなすとは、「目的に合った、人脈(人とのつながり)をつくり、あなたの日常にこれまでなかった、新しいビジネスチャンスや刺激を得ること」とこの本では定義しています。
例えば、会社では先が見えなくて「自分はダメだ」と思っていた人が、オンラインサロンを通じて環境を変えることで80点の自分になれることがある、と著者は言います。
つまり、自分が力を発揮できる環境、すなわちTPO(時と場所と場合)を見つければ、活躍できる、ということです。
オンラインサロンで人生を変えることが出来る人は、皆が「自分が何をしてもらえるか」と考える状況の中で、「自分に何が出来るか」と主催者視点で考えて動ける人です。
学んだこと、知識やスキルをビジネスにつなげるためには、他人から「そのスキルでこの人に助けてほしい」と思われることが必要です。
オンラインサロンは、「他人を助けること」を習慣化できる最良のツールだ、と著者は述べていて、困っている人がいたら、自分にできることは必ずする「気前の良さ」や「手助け慣れ」が必要だ、ということです。
また、良いオンラインサロンというのは人によって異なりますが、良し悪しを判断するパラメーターとして、次の6点を本書では挙げています。
1.学習コンテンツの充実度
2.交流会の頻度
3.スキルアップ度合い
4.参加者の属性
5.参加者の人数が一定数以上いるか
6.サロンオーナーが交流の機会を積極的に企画してくれているか
さらにコミュニティー活用術として、この本では次の5ステップを説明しています。
1.オンラインサロンに入会して、新しいコミュニティに参加する
2.自己紹介で人とつながる
3.「嫌われない人」になる
4.周りの人との「信頼」を貯める
5.あなたと相手の2人のスキルでコラボする
この本の中盤以降では、自分で人に呼び掛けて「影響力」を発揮する、すなわち、仲間をつくることについて解説されています。
影響力を発揮するには、次の「3つの要素」が必要だと著者は述べています。
1.発信する力
2.循環させる力
3.変化させる力
この中でもとくに「発信する力」は大切で、それには、①相手の伝えたいことを理解する、②それに共感する(気持ちで寄り添う)、③質問や疑問や意見を求められていたら、あなたの意見を伝える、という3点がポイントになります。
次に、サロン内での「勉強会」「部活」「サークル」のつくり方を本書では説明していて、そこでは、①「誰」の、②「どんな不満」を、③「どのように」解決するのか、というコンセプトを考えることが重要です。
この後には具体的な運営手順や詳細イメージが紹介されていますので、興味のある方はぜひこの本を手に取ってお読みください。
さらに、オンラインサークル活動の便利ツールとして、Zoom(オンライン会議システム)、Google ドキュメント、ブログによる記録などが紹介されています。
この本の最後では、信頼をお金に換える方法について述べられています。
コミュニティの中でお金を稼ぐにのに必要な要素として、以下の3つの要素が必要だと著者は説明しています。
1.人として信頼されていること
2.相手に専門性やスキルが伝わっていること
3.相手にお金を払うつもりがあること
続いて著者は、「お金を払うつもりがない」という方のパターンを挙げて、その対処法などを説明しています。
この本で著者は、普段とは別のコミュニティで「役割の試着」が出来て、いままでの役割とは違う、素の自分がやってみたいことに挑戦して、人に喜ばれた経験が今の仕事に繋がったことを伝えています。
つまり、今着せられている役割が、いまひとつ自分にしっくりこなかったら、新しい環境に入って、新しい人間関係の中で、普段とは違う役割を見つけてみることを勧めています。
そして、オンラインサロンは気軽に新しいコミュニティに参加することが出来る便利な仕組みであることを解説しています。
あなたも本書を読んで、居心地の良い自分の在り方、生き方を見つけるために、オンラインサロンによるコミュニティを活用してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を